「魔法にかけられて」
ただの
「乙女チックディズニー映画」
にあらず、評価の高いレビューが多かったので、
期待して見てみたら、期待以上でした。
これは、かなり気に入りました。
とても、いい!
ストーリーのアイディアもすてきです。
ディズニーアニメのなかのお姫様が、王子様と出会い、
運命の恋に落ちて、結婚することになったのですが、
結婚式の当日、お姫様は、悪い魔女にだまされて、
現実のニューヨークの世界へと飛ばされてしまうのです。
アニメのなかではかわいらしい演出だったはずの様々な場面が、
リアルな世界では、ものすごくちぐはぐで、
そのミスマッチを笑いに変えているのが、とてもおもしろい。
ニューヨークの街並みから、見事に浮きまくっている
お姫様と王子様は、相当に滑稽でした。
そして、お姫様ジゼルは、ディズニーアニメから生まれたわけですから、
ものすごく純粋なわけです。
ピュアすぎるのです、わたしたちのような人間にくらべて。
そのずれたかんじもまた、かわいらしかったです。
ジゼルを演じたエイミー・アダムスは、
ものすごくこの役にはまってました。
しぐさとか、表情に気品があって、
純粋すぎるあまりに、ちょっとおかしい女の子、
というキャラクターにぴったりでした。
このひと、すごく若く見えるから、てっきり20代前半だと思ってたのに、
なんと、実年齢33歳…。
すごいねー。がんばっていますねー。
この映画のなかで、いちばんすきなエピソードは、
ジゼルが洋服を作るために、カーテンやじゅうたんを
服の型どおりに切り抜いてしまったこと。
しかも、それがジゼルにすごくよく似合ってた。
型通りに差し込む光がとても印象的でした。
ディズニーの世界が現実になるって、こういうことかー、
と思いました。
そして、最後のオチもよかったです。
あんまり書くとネタバレになってしまうのだけれど、
わたしは最後もとても気に入りました。
これ以上ないほどにハッピーエンドなので、
見たあと、すっきりしますね。
やっぱり、映画はハッピーエンドでなくちゃ。
現実逃避がすきな方には、ぜひおすすめの映画です。
とてもおもしろかった。
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