指先から、かめはめ波。
こんばんは。
とてもひさしぶりにお家で飲んでおります。
今日のお酒は、
「銀座カクテルスパークリングロゼ」
です。
新商品だそうです。
おいしいです。
でも、ジャングルさんは眠っています。
ふたりで住んでるのに、
そこに恋人はいるのに、
わたしはひとりで飲んでいるのです。
なんて理不尽な。
という思想が理不尽なことは言うまでもありませんが、
どうしても、話し相手がほしくって、
無理やり起こそうと試みる。
まず、しつこく話しかける。
「ねー、ねーねーねー。」
でも、ジャングルさんは、起きる気配なし。
次に、腕をひっぱってみる。
「おいー、おいー」
相当うざいんだろうな。
ジャングルさんの眉間には、深いシワがくっきりと刻み込まれている。
こんなに深く手ごわいシワは、今までなかった。
今までなら、無理やりシワを伸ばすと、ふつうの顔に戻ったのに、
今日は、伸ばしても、伸ばしても、くっきり。
相当険しい顔をしている。
そりゃそうよね。
早起きして仕事行って、いっぱい働いて、やっと眠っているのに、
そんな平和な時間をじゃまされたら、ふつうは怒るね。
わたしなら、本気でキレるね。
でも、わたしは、よっぱらっているのだ。
今は、そういうまともな考えができないのだ。
とにかく、おしゃべりしてくれるひとがほしいのだ。
わたしは、ジャングルさんの口に、指をつっこんでみた。
そして、
「これは、なんでしょう」
というクイズを出してみた。
我ながら、あまりにもくだらないし、しかも、これは動物虐待だ。
動物愛護団体から、抗議がくるかもしれない。
でも、ジャングルさんは、
眠っているわたしの鼻に指をつっこんであそんでいたので、
これで、おあいこなのだ。
ジャングルさんは、眠りながら、見事に答えてくれた。
彼の口に指をつっこんで、これは何かとクイズをだしたら、
想像以上にすばらしい答えを導いてくれた。
その答えは。
「…亀仙人…」
え。ドラゴンボール?
わたしは指先に仙人を飼っていたらしい。
そこまで優秀な回答は求めてなかったのに、期待以上だ。
さすが、やればできる子だ。
すごいなあ。
眠りながら、しかも、天然で、このボケ具合。
尊敬しちゃうよ。
もちろん、この回答に満足したので、
無理やり起こすのはやめました。
たった一言で、わたしをなだめることができるなんて。
やはりジャングルさんは、ただものではない。
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