ジャングルさんは、光合成してるの。
今日は、雨。
週末も、なんだかあやしかったけど、
今日は、本格的に、雨。
ジャングル家のカーテンは、しわだらけで、安っぽくて、
(いや、実際安かったんですが)
とってもあかぬけない代物なのだが、
なぜか、遮光性にすぐれているため、
天気がよくない日の朝は、カーテンを開けるまで目が覚めない。
よぼよぼ状態でカーテンを開けたりする。
今日も、そんな日だった。
目が覚めたと思ったら、もうぎりぎりの時間。
ああー。大人なのに、情けない。
でも、ジャングルさんは、もっと情けない顔をしていた。
この世の終わりが来てしまったー、
みたいな顔をしていた。
あまりにぶさいくすぎて、笑えた。
さて。
仕事を終えて帰るころ、ジャングルさんに電話をしてみた。
もし、もう家に着いてたら、ごはんたいてもらおうと思ったのだ。
ジャングルさんは、なんだかふにゃふにゃしていました。
見てないけど、声だけでふにゃふにゃしていることがわかりました。
「どうしたのー」
ときいてみたら、
「おれね、雨の日は、だめなの。」
と、弱々しいお言葉。
なんだそれ。
「やる気が出なくてね、会社で仕事頼まれても、
”今日はだめです。
やる気出ないです、雨降ってるから”
って言って、断ったの。」
それは、社会人として、どうなんだろうか。
彼の場合、冗談まじりではなく、
ほんとに、本気で言ってるからね。
同僚も、さぞや扱いに困ったことだろう。
「おれね、太陽の光あびて、光合成しないとだめなの」
おお、ジャングルさんは、てっきり野生化しかけた動物かと思ってたのに、
なんと、植物だったのか!
知らなかったぞ。
水のかわりに、アサヒスーパードライをごくごく飲んで育ってたんだな。
「じゃあさ、どんな植物なの?」
ときいてみたら。
「じゃがいも。」
だそうです。
そうよね、北海道生まれだもんね。
掘り起こしてもらえて、よかったね。
「日が暮れたらダイジョウブ」
と言っていたくせに、夜になってもへんなことをぶつぶつ言ってて、
しまいには、
「コッコッコッコッコッ・・・」
って言い始めたから、
「どうした?ニワトリになったのか」
ときいてみたら、本気でおどろいて、
「おれ、ニワトリになったみたい…」
と言っていた。
きみ、さっきまでジャガイモって言ってたのに、
もうニワトリになったのね。
進化がはげしくて、ついていけません、わたしは。
「全部流してね、キケンだから。」
と言われたので、
キケンってことは、おもしろいってことだから、
とりあえず、歌をリクエストしたら、
「やめろっと言われてもー、」
とヒデキの歌を歌い始め、ワンフレーズ歌っただけで、
「ノッてきたからもう一曲」
と言って、お嫁サンバを歌った。
さらに気分がノッたらしくって、
ズンドコ節を歌い始めたけど、
「ずん、ずんずんずんずん!」
と、しずみっぱなしだった。
しずみっぱなしだと、どこまでも底抜けに沈んでいくような重々しい曲になります。
ちなみに、ジャングルさんは、1981年生まれです。
なんでこんなに昭和なんだろう。
じゃがいもで、ニワトリだから、仕方がないか。
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