ABSOLUTE LIFE

すてきなものにかこまれ、すてきな音楽をきき、すてきなものをたくさん見ることが、心のビタミン補給です。
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夏は、バジルを食べたくなります。

江國香織の「つめたいよるに」という短編集におさめられている
「藤島さんの来る日」
という短編が、とてもすき。



そのお話は、千春という女性が飼っているねこの目線で描かれる。
千春ちゃんは、料理もとても上手で、きちんとしているのだけれど、
藤島さんという恋人が来る日には、
部屋をすこし乱雑にしておき、冷蔵庫をからっぽにしておく。
そして、藤島さんに料理を作ってもらうのだ。

このお話は、わたしの価値観をがらりと変えた。
「料理ができないから、しない」
というのではなく、
「本当はうまいけど、あえて男のひとにつくってもらう。」
というスタンスは、かっこいいじゃないか。あこがれる。

これは、わたしの偏見なのだけれど、
「料理が上手」
というのは、大人の女としての絶対条件だと思ってる。
だから、恋人のためであり、節約のためでもあるが、
最大の目的は、自分のために、毎日料理してる。
そして、
「料理とは、もっとも身近な"クリエイティブワーク"なのだ」
と言い聞かせて、仕事のあとの重たい体を台所へ運ぶ。
本当は、料理も、自分の作ったものも、全然すきになれないから、
そこまで自己暗示をかけまくらないと、毎日つづかないよ…。

こないだ、
「自分のつくった料理がおいしくないのは、見た目が美しくないからだ!」
ということに気づいたので、
それ以来、すこしだけ、盛り付け方や、見た目を気にするようになりました。
ためしに写真をとってみたのですが、やはり、センスなし…。
レシピ本を見て、研究します。

ちなみにこれは、えびとブロッコリーをオリーブオイルでいためて、
バジルマヨネーズをそえたものです。
レシピはこちら

PICT0002_20080717204624.jpg

バジルの香りがさわやかで、とってもおいしかった。
夏になると、無性にバジルを使ったお料理を食べたくなります。
あの香りが、食欲をそそるのよね。
いつか自分で育てたいわー。

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