ABSOLUTE LIFE

すてきなものにかこまれ、すてきな音楽をきき、すてきなものをたくさん見ることが、心のビタミン補給です。
0

キルフェボンのケーキ。

こないだ栄でケーキを食べて帰ったのですが、
キルフェボンに行ったのです。

ここで、赤いベリーのタルトと、アールグレイをいただきました。

PICT0017_20080625223807.jpg


タルトの生地がさくっさくっで、
フルーツのあまずっぱさが、フレーーッッシュ。
そして、アールグレイもすっごくいい香り。
いい香りー。
癒されました。とっても。

写真には、ちょっとしか写ってないけれど、
テーブルクロスも花柄でかわいいし、
店員さんはみな、すばらしく感じがよかった。
笑顔のすてきなメンズがいました。
目の保養になりました。

松坂屋にある名古屋のキルフェボンは、
壁一面がガラスばりになっていて、
大津通りというメインストリートが一望できます。
オサレーな若い男女が闊歩するのを眺めながら、
ぼんやり雨をながめてました。


話は変わりますが。

北海道に住んでいたころ、
わたしはとても田舎者だったので、しょっちゅう東京に行ってました。
雑誌などで見るすてきそうなお店は、北海道には全然なかったからです。
何しろ、わたしの街には、いまだに無印良品すらないのです。
それくらい田舎なのです。

東京には、心から「すてきだー」と思えるお店がたくさんあって、
行くたびに、心がときめいたものでした。
コンランショップとかのインテリアショップや、
マディとかの雑貨やさんも、
パラビオンとか、キッドブルーとかの服やさん、下着やさんも、
(この2つは、いまは札幌にあるけどね)
スープストックトーキョーとかお手軽カフェーですらも、
みんなあこがれでした。

キルフェボンも北海道になくて東京にあるあこがれのひとつで、
まだ若かりしころ、銀座に行ったときにここのケーキを食べて、
「うわー、これは都会の味だわー。」
と、フルーツもりだくさんのケーキにときめいたものでした。
だって、わたしはそれまで六花亭の素朴なケーキで
育ってきたんですから。

そう、わたしは典型的な田舎者なのです。

名古屋には、そういうわたしがあこがれていたものが、全部あります。
電車でぴょろっと走ったら、すぐ手の届くところに、
いつでもいけるところにあるのです。

そうすると、
いままであこがれだったものは、全部現実になりました。
それは、悪いことではないけれど、
あのときのわくわく感をもう味わえないのは、すこし残念。

キルフェボンのケーキを食べたら、
たしかにおいしかったけれど、
あのときの感動はありませんでした。
今ここで改めてこのケーキを食べている自分は、
いまだに田舎者だけれど、
あのころから、すごい時間が経ったんだなーって、
大人になったんだなーと、実感したのです。

おいしい甘いケーキを食べながら、
なんとなく切ない気分になりました。
雨を見ながら、紅茶をすすり、静かな気分でいるのは、
なかなかにいい時間でした。

関連記事

該当の記事は見つかりませんでした。

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://absolutelife25.blog36.fc2.com/tb.php/921-7395b4c2