死ぬまでにしたい10のこと 2002年 カナダ
こちらもペドロ・アルモドバルが製作総指揮として
制作に参加したものです。
トーク・トゥ・ハーを見た後、
このひとが気になったので、選んでみました。
結論から言いますと、わたし的には、
全然納得がいきませんでした。
彼女の気持ちも理解できないではないですが、
家族は「裏切られたー」という気持ちが強いのではないでしょうか。
わたしがもし主人公の家族の立場なら
頼りにされないということは耐えがたいことだと思うのです。
それから、そのリストの内容も、美しいものではないと思います。
まあ、理解することはできます。
けれど、これから死ぬからといって、
何をしてもいいってわけじゃないですからね。
そこから学ぶことは多かったとしても、決して美しくはなかったですね。
そのかわり、といってはなんですが、
カメラワークや、セットはすてきだったと思います。
芸術性の高い作品だなーと思いました。
彼女のお家、トレーラーハウスにかかっているビーズののれんが、
彼女の視界のフィルターとなっていて、何度も映るのですが、
そのたびに、彼女の目に映る世界は、
とてもしあわせなものだったんだろうなあと感じました。
テーマがテーマなだけに、ラストに期待しすぎてしまったせいか、
最後はなんとなく拍子抜けな気がしました。
もったいないなーと感じました。
期待しないで見れば、それなりに楽しめる映画ではあると思います。
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