トーク・トゥ・ハー 2002年 スペイン
残酷、とか、恐いとか、
いろんなマイナスな評判もありますが、
わたしは素直に「おもしろい」と思った作品でした。
脚本がとても凝っている、と思います。
さすが、アカデミー賞の脚本賞をとっただけあります。
外国語映画が、アカデミー賞をとるってのは、
なかなかむずかしいのでしょうが、
それだけの評価に値する脚本です。
わたしは夢中になって、引き込まれていきました。
こんなにストーリーそのものがおもしろいと思った映画は、
めったに出会えないと思います。
心が打たれるのは、ベニグノという青年が持つ、
アリシアという女性への無償の愛です。
たとえ彼女がずっと眠ったままだとしても、
彼はひたすら愛情を注いでいるのです。
それは、すこし、異常な方向へと向かっていきます。
わたしはそれを肯定はしませんが、否定もできないと思います。
心の底からの愛が引き金となっているのですから。
それから、アリシアの美しさ。完璧な美しさでした。
からだも、顔も、すべてが美しい存在でした。
セリフは少なくても、動きが少なくても、
彼女の「美しさ」という存在感は、圧巻です。
すばらしかった。
わたしの胸に深く刻み込まれた映画となりました。
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