夢の友。
わたしは、ひつじ年のやぎ座なので、
ひつじと、やぎに弱い。
やぎグッズは、あんまりないので、誘惑もすくないのだが、
ひつじグッズは、お店にあふれているので、
見るたびにほしくなってしまい、困ってしまう。
ひつじは、癒しのイメージであるらしく、
癒しグッズにひつじものが多い。
たしかに、顔が愛らしいし、
ふかふかした感触も、癒しグッズに最適だ。
もし、ひつじちゃんグッズのお店があったら、
癒しを求める人々が殺到するであろうし、
わたしも相当売り上げに貢献してしまうだろう。
これまでわたしが持っているひつじの癒しグッズは、
恋人におねだりして無理やり買ってもらったアイピローだけだったが、
我が家のひつじコレクションに、新たにすてきな逸品が加わった。
そのひつじちゃんは、雑貨屋さんで働いていたときにやってきた。
ダンボールから、わらわらとあらわれる、
白くて、まるくて、見るからにふかふかそうなひつじちゃん。
それはそれはふかふかで、
それはそれはかわいかったので、一目見て、購入を決めた。
でも、なんとなく、忙しかったりして、後回しにしていたら、
ひつじちゃんは、あっという間にもらわれていき、
とうとうみんな旅立っていってしまった。
残念がっていたわたしのもとに、ひつじちゃんは、再び現れた。
彼らはまた、ダンボールにわらわらとつめられて、
お店にやってきたのだ。
わたしがあまりにあのひつじちゃんを愛していたので、
ほかのみなさんも、
「うさぎさん、ひつじちゃんいっぱい来てよかったですねー」
と、よろこんでくれた。
もちろん、今回は即キープして、
無事、つれて帰ってくることができました。
昨夜、わたしはこのひつじちゃんを抱きしめて眠っていたらしい。
恋人の話によると、
「ぎゅーってして寝ていたのに、
寝返りをうつときに、ぽいって投げてたよ」
ということらしい。
投げるくらいなら、抱きしめずに、
まくらもとにそっと置いて眠ることにしよう。
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