「真珠の耳飾りの少女」。
わたしがすきな女優さんは、スカーレット・ヨハンソン。
あの健康的なセクシーさは、あこがれです。
というわけで、彼女の代表作ともいえるこちらを見てみました。
フェルメールの絵も、とてもすきなので、
期待していたのです。
画家、フェルメールのお家に使用人として雇われたグリート。
フェルメールのアトリエをおそうじ中に、
グリートのすぐれた色彩感覚を見抜いたフェルメールは、
彼女にアシスタントのような仕事も頼むようになります。
ふたりは、お互いに理解しあうようになるのですが、
フェルメールの妻の激しい嫉妬に阻まれるのです。
タイトルどおり、フェルメールの作品をモチーフにしたもの。
その作品の制作過程に、
そういうエピソードがあったのかと思っていたのですが、
完全なるフィクションなのだそうです。
芸術をテーマにしているだけあって、
映像や、ストーリーなど、すべてが静かな印象を受けました。
登場人物の心の動きが、とっても繊細なうえに、
せりふやナレーションではなく、
それぞれの表情と動作で描かれるので、
そういうニュアンスを読み取るのがへたなわたしには、
ちょっとむずかしかったです。
ただ、フェルメールとグリートは、お互いに感情を抑えていて、
それが、ふたりの関係を、よりいっそう官能的に見せていました。
ふたりがふれあうシーンは、何気ないけれど、
どきどきしてしまいます。
もーう、とにかく、スカーレット・ヨハンソンが美しいです。
あのなめらかな肌と、まっすぐな瞳と、ぽってりとした唇。
パーフェクトに理想的です。
特に、くちびるがアップで映るシーンがあるのですが、
あの場面は、特に印象的でした。
そして、フェルメールの妻カタリーナを演じたエッシィ・デイビス、
彼女の嫉妬と怒りの演技は迫力満点でした。
女って、嫉妬に狂うと、こんなんなっちゃうんだー、
と、女のわたしも感心してしまったほどです。
フェルメールの作品の特徴は、
とにかく光のとらえ方がすばらしい、ということ。
だからこそ、この映画も、光にはこだわってつくられたようです。
そのため、映像はとーってもきれい。
光だけではなく、影も、キャストの表情を際立たせていて、
光が緻密に計算されていることがわかりました。
アカデミー賞の撮影賞にもノミネートされたのも納得です。
とにかく「芸術的」な作品でした。
いつもコメディばかりだったので、
たまにはこういうのもいいのかも。
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