ABSOLUTE LIFE

すてきなものにかこまれ、すてきな音楽をきき、すてきなものをたくさん見ることが、心のビタミン補給です。
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村上龍 「空港にて」

空港にて 空港にてという本を読みました。
 彼の作品を初めて読んだのは、「69」で、
 非常に軽快でおもしろかったのと、
 表紙がよかったので、買ってみた。

 率直に言うと、実に「単調」な作品でした。
 「69」との落差が激しすぎるなあ。
 事実が淡々と語られるところは、
 江國香織の作品に似ていると思うけれど、
彼女の文体のような、美しい空気感があまり感じられず、
ただ、事実だけが流れていくようなかんじ。

これは、
海外へ出発していくひとたちを描く、
という共通のテーマを持っていて、
そういう視点からは、未来につながる明るい作品なのかもしれませんが、
うーん、
わたしは1回で、おなかいっぱい、というかんじでした。

でも、ところどころで、「うまいなー」と思える表現が
ぽろぽろとちりばめられていました。

たとえば、
「恋人との境界線がわからなくなることがある」
という表現とか、
「どうしてやさしくしてくれるの?と尋ねることは、
 甘えであり、幼児がすることである」
というところとか。
ほかにも、いっぱい、いろいろありました。

これからも、わたしにとっては気になる作家さんだろうなーと思います。

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