悪夢。
ここのところ、
「ひとが死ぬ」ということについて
深く考えさせられることが多い。
夢のなかで、目の前で残虐な殺人が行われていたり、
小説を読んでいたら、戦争の非常に残酷な描写に出会ったり、
テレビを見ていると、処刑のシーンが映ったり、
「ひとが死ぬ瞬間」に出くわす機会が非常に多いのだ。
わたしはものすごく臆病者なので、
ホラーなどの恐いものがだいっきらいだ。
だから、どうして、こんなにリアルに「死」に向き合ってしまうのか、
まったくわからない。
自分のなかで、何か変化が起こるという前触れなのかもしれない、
などと、前向きなことを考えてみるけれど、
気分が重いことには変わりはない。
ただ、「死」と向き合ったあとは、
自分が生かされていること、
きわめて人間らしいくらしができることを、
とてもしあわせなことであると思い、
ありがたいことなのだと思う。
4月から自分が無職となり、
社会に貢献することのない存在となることについて、
潜在意識のもとでは、すこし怯えているのかもしれない。
この連日の悪夢は、
自分が今後、どうやって役に立っていくのか、
じっくりと考えなさい、というお告げなのかもしれない、と思ってみることにする。
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