「Black or White」な恋人。
久々に休みが重なった休日。
この日は、恋人のおともだちのはらくんと、ガールフレンドのゆかちゃんと、
4人でイオンのショッピングモールへ行った。
というか、正確には車に乗せてもらい、連れて行ってもらった。
はらくんとゆかちゃんは、とてもよいカップルで、
ふたりと遊ぶのはとてもたのしい。
彼らはわたしよりもずっと若いが、
ちゃんと人の話をきくことができ、
ちゃんとまわりに気を使うことができ、
どんなことでもたのしんでくれる。
そして、ゆかちゃんの方が完全にはらくんを支配しており、
その一方的パワーバランスの不均衡も
とてもおもしろくて好感が持てるうえ、
いまどきの若者カルチャーと名古屋カルチャーをおしえてもらえるのも興味深い。
ジェネレーションギャップはあれど、
彼らとあそぶのはとてもらくちんだし、
わたしも恋人も、ふたりをとてもかわいがっているのだ。
さて。
お家までお迎えにきてもらい、いざ出発。
イオンまでは大体1時間くらいの道のりでしたが、
しゃべっていたら、あっという間。
わたしたちの車のなかに、沈黙はありえない。
予想通り、週末はたくさんの車が、道路、駐車場などにあふれている。
やっと、とめられるスペースをみつけて、車を降りた。
イオンに向かって歩き始めたとたん、はらくんが、
「ジャングルさん、大変なことになってます!」
と、言う。
足元を見ると、本当に大変なことになっていた。
なんと、
右足には白いくつ、
左足には、仕事用の黒い安全靴をはいていたのだ。
えええええええ。
ありえないよ。
だって、安全靴って、重いじゃん。
っていうか、それ、靴の履き心地がちがうじゃん。
なぜ、どうしてそれに気づけない?
っていうか、天然でそんなことしちゃうなんて、
ちょっと器用すぎるんじゃないか。
もちろん、わたしたちは、爆笑の渦に飲み込まれた。
だってさ、コントとかならありえるけどさ、
リアルにそんなことする奴なんて、いないだろうよ。
恋人は、まちがって履いてきたこと自体はそんなに気にしていないようだったが、
その靴でショッピングしなくてはいけないことを思うと、
とても恥ずかしくなってしまったらしく、
「おれ、靴を買う!」
と言い出し、早速靴屋さんへ飛び込んだ。
前から見たところ。
うしろから見たところ。
どっからどう見ても、まちがってます。
せめて、同系色ならいいものを、
真逆のコントラストですからね。
結局、白いコンバースのハイカットを見つけ、
それをお買い上げ。
その場ではきなおして、無事にお買い物を続けることができたとさ。
何がはずかしかったって、
靴屋さんで、はきなおしている瞬間がいちばん恥ずかしかったわよ。
しかも、ハイカットだから、靴紐を通すのに手間取っちゃって。
あー、びっくりした。
たぶんしばらく思い出し笑いができるな。
こんなひととなかよく暮らしてしまっている自分がこわい。
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