ABSOLUTE LIFE

すてきなものにかこまれ、すてきな音楽をきき、すてきなものをたくさん見ることが、心のビタミン補給です。
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ビスタービレッジへ行く。

かづきさんとともに、
ビスタービレッジ」という
アウトレットモールに行ってきた。

何もかも、物価が高いロンドン。
すこしでもお安くお買い物がしたい。
それに、あのCath Kidstonのアウトレットショップがあるのだー。

ロンドンから少しはなれた場所にあるのだが、
せっかくの機会だし、
「イギリスのアウトレットモール」
というひとつの業態として、見てみたい、と思ったので、
いそいそとでかけた。

ロンドンからビスタービレッジまでの道のりは、
なかなかに遠い。
まずは、Maryleboneという駅から列車に乗り、
そこからBicester North stationという駅まで行く。
これが、ビスタービレッジの最寄り駅なのだが、
さらにそこからタクシーバスに乗る。
結局往復で20ポンドくらいかかってしまう。
…これなら、ロンドン中心部でお買い物するのと、
大して変わらないんじゃないか、と思うが、
せっかくだから。ね。

日本の電車は、座席をくるっと回転させて、
方向転換することができるのだが、
イギリスの電車は、向きが固定されている。
なので、逆向きの席、向かい合わせの席など、いろいろ。
日本人のわたしは、逆向きの席に抵抗があったが、
イギリス人は、そんなこと、全然おかまいなし。
向かい合わせで知らない人どうしが座ることも少なくない。

わたしとかづきさんは、向かい合わせの席に座っていたのだが、
だんだんお客さんが多くなってきたので、
気を使って、向かいの席を空けた。
すると、バックパックを持った、イギリス人の若者が着席。

座るときに、少し笑顔を見せていたので、
わたしはかづきさんに
「ねえ、なんぱしようぜ」
と悪魔のごとくささやいた。
かづきさんは緊張しているようだったので、
かづきさんがくれたカレーかきもちをあげるのを口実に、
ちょっと話しかけてみることにした。

「これは、日本のおやつです。
 食べる?」

ときくと、その若者は、すてきな笑顔で
「ありがとう」と受け取り、そこから会話が始まった。
きっかけは何でもいいのです。
とりあえず、「いけそうだ」と思ったら、
なんでも話しかけてみた方がいいのだ。

彼は、イギリス人の大学生で、
見るからに摩訶不思議なひとだったのだが、
内面もかなり変わったひとだった。
あご、耳、鼻、など、顔中にピアスの穴がある。
それも、ちょっとやそっとの数じゃありません。
「それ、顔こわれちゃうんじゃないの?」
ってなほど、無数の穴たち…。

「それは、痛くないのか」
ときいてみたのだが、全然痛くないのだそうだ。
しかも、彼は、はり治療を学んでいるとのこと。
なるほど、身体への刺激には、強そうですね。

さらに、ひょんなことから野宿の話になった。
彼は、外で、テントなしで眠ることがよくあるらしい。
理由は、
「星がきれいに見えるから」
…どんだけロマンチストさんなんですか。
ちなみに、その前夜も野宿をしていたらしいです。

せっかくお話できたので、いっしょに写真をとってもらおうと、
彼のとなりに座ったところ、荷物の中身が見えた。
そこには、菜っ葉と、すし用の海苔…。
なんで、どうしてよ!
どうしてそんなロマンチストさんが、
「すしのり」って書いてある海苔パックを持っているのー!?

と、つっこみたかったのだが、
英語ではうまくつっこめなかったなー。
完全に彼の天然に負けた。
そんなわけで、すしのりもいっしょに、写真をとってもらったのでした。

長くなったので、この続きは、またあした。

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2 Comments

boizumi says..."はじめまして"
ロンドンに住んでいらしゃるのですか?
楽しいブログだったのでまたきまーーす!!

素敵な生活ですね。
2007.11.17 23:52 | URL | #- [edit]
うさぎ says..."いらっしゃいませ。"
コメントいただけてうれしいです。

ロンドンには約4ヶ月滞在し、
10月末に日本に帰ってきました。
でも、せっかくなので、むこうでの生活を残しておこうと、
時間差でロンドンのことを書いています。
これからももうすこしロンドンの話が続きます。
またきてくださいね。
2007.11.18 00:36 | URL | #1jxB54a6 [edit]

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