ノックのお家。
今度はタイ人のノックが
「お家にお昼ごはん食べにこない?」
と誘ってくれたので、
いそいそと遊びに行くことに。
本当に、わたしのまわりには、やさしい女の子が多い。
みんな、わたしにごはんを食べさせてくれる。
ノックは、おねーさんといっしょに、
おねーさんのボーイフレンドのお家に住んでいた。
ちょうど、おねーさんがタイに帰国していて、
「こんな大きなお家に、ひとりでいるとこわいの」
ということで、
わたしを招待してくれたみたい。
わたしにごはんをつくってくれた女の子はみな、
誰もが料理上手だったが、
ノックは、そのなかでもいちばん料理上手だったと思う。
彼女の作るものは、どれでも本当においしかった。
まず、はらごしらえに、ライススープ(おかゆ)をいただく。
ガーリックの香りがきいていて、とてもおいしい!
そして、タイのふしぎな飲み物をいただく。
見てー、この鮮やかなピンク!
これは、日本にはない色だぜー。
とても甘くておいしいジュースでした。
その後もノックは、鶏肉をさばいたりして、
ずーっとキッチンでお料理をしている。
その間、わたしはテレビを見ながらノックとお話していた。
家主がせっせと料理をして働いている間、
闖入者のわたしがリビングのソファで
だらりとテレビを見るか、食べるか、飲むか、だ。
ばちがあたりそうです。
ノックのお家のテレビは、100種類くらいのチャンネルがあって、
どれだけ見ていても全然飽きない。
わたしはディズニーチャンネルのミュージカルと、
レインボーフィッシュのアニメを見ていた。
ディズニーチャンネルのミュージカルは、
高校生くらいの男女が、
元気に歌い、踊りまくる、というもので、
その歌のうまさとダンスの豪快さに、ひきこまれてしまった。
だってー、日本には、こんなに歌って踊れるこどもたちはいないよ。
体型的に恵まれているからなのか、
ダンスがすごくかっこよかったなー。
これを見ているあいだ、わたしはノックに
「生まれ変わったら、
わたしはうたとダンスを習って、ミュージカルやるひとになる」
と言うと、ノックは笑っていました。
そりゃあ、笑うしかないわな。
その後も、ノックはわたしに食べ物をサーブし続ける。
もうおなかいっぱいです。
最後に、ランブータンというフルーツをいただきました。
シロップづけのかんづめをあけてくれ、
きれいな色の器に移し、氷を入れてくれた。
これがとてもおいしい!
日本にはあるのかしら、このかんづめ。
また食べたい。
さらに、こんなものを発見。
どらみちゃんのスリッパ。
ドラえもんは、世界共通ですからねー。
ドラえもんではなく、どらみちゃん、ってところが、
ナイスな選択。
その後も夜まで居座り、ノックのお家を満喫しました。
ひとのお家って、おもしろい。
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