イタリアンウェイター。
ボウネスの近くのイタリアンレストランで
ばんごはんをいただく。
このレストランで、衝撃のウェイターに出会ったのだ。
そこは、家族で経営していると思われるレストランで、
おばあちゃんや、よぼよぼのおぢいちゃんが、
ウェイターやウェイトレスとして働いていたほか、
ちいさなこどもまでもがホールを歩いていた。
おいおい、大丈夫かよ、
とつっこみどころ満載なイタリアンレストラン…。
田舎では、こういうのもありなのかもね。
しかし、メインで動いているのは、
やたらスリムなちょびひげイタリア男だった。
彼は、ものすごく顔が小さく、
動作が機敏なうえ、ものすごく陽気だった。
以前、イタリア男のことを書いたことがあったように、
イタリア男は女がとてもすきだ。
わたしたちのテーブルに近づいてくるときは、
明らかに陽気さを増していたように思う。
彼は、わたしたちのテーブルにやってくると、
歌い、踊りながら
「へーイガールズ、
お料理はお口に合うかい?
何か困ったことはないかい?」
みたいなことをいっぱい話しかけてきた。
すごい。陽気すぎる。
あなた、仕事中ですよ?
歌ったり踊ったりしてていいんですか??
日本では、許されない接客だ。
けど、かっこいいから、許す。
そのわりに、わたしがお水をオーダーすると、
うっかり忘れていたりして、
なんのためにわたしたちに話しかけているのか、
よくわからなかった。
そのうえ、
「おれの仕事が終わるまで待っててくれよ、な?」
みたいなことも言い出した。
いやいや、待てませんってば。
「お会計お願いします」
って言うと、
「おーぅ、もう帰るのかー、待っててくれないのかー」
みたいなことを言っていた。
いや、だから待てませんってば。
ロンドンから来たことを告げると、
「ロンドンかー、いいなー」
みたいなことを言っていたので、
「じゃあ、ロンドンに住めばいいじゃん」
とおすすめすると、
「それじゃあ、離婚しなくちゃいけないなー」
みたいなことを言っていたらしい。
ええええ、あなた、既婚者でこんなに陽気なんですか。
っていうか、そんなことで離婚とか言うな。
彼があまりに陽気でおもしろかったうえ、
なかなかにハンサムさんだったので、
最後に、
「いっしょに写真を撮ってくれ」
と、頼むと、
彼の陽気さは、ますますヒートアップした。
すごいー、イタリア人、キャラが濃すぎるぜー。
わたしよりも顔がちいさいんじゃないかしら…。
身長は全然ちがうのにな…。
ごはんよりも、何よりも、
そのイタリア男がとにかく印象的なレストランでした。
あんなたのしそうなウェイター、ちょっといい。
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