遠くはなれててもね。
ロンドンでの数少ない友人のうちのひとり、
台湾人のニッキーが、一時帰国することになった。
彼女には、こちらに来たばかりのころ、
いろんなことをおしえてもらった。
彼女がいなかったら、
わたしの生活は、全然ちがったものになっていたと思う。
スーツケースを2個持っていくというので、
ヒースロー空港までお見送りに行くことにした。
来月恋人が来たときに、
スムーズにお迎えできるようにしておかなくちゃいけないし。
ZONE2のEarl's Courtから、ヒースロー空港までは、
TUBEのピカデリーラインを使うのが、いちばん安い。
大体45分くらい。
荷物が多くて、TUBEがつらいならば、
ミニキャブを使う、という手段もあります。
ただし、こちらは30ポンド弱を見込んでおいたほうがよいです。
(ちなみに、Earl's Courtからの予算であって、
ほかの地区からだともっと高くなるかもしれません。)
彼女がロンドンに戻ってくるのと、
わたしが帰国するタイミングが、
ちょうど同じくらいなので、
もう、ロンドンで会えないかもしれない。
買い付けておいたもののなかから、
ドリンクボトルをプレゼントした。
彼女は、
「わたしはうさぎに何もプレゼント用意してないよー。」
と言っていたのに、
わたしにカードを書いてくれていた。
そっちの方が、物よりもよっぽど貴重だよ。
日本人じゃないひとから、日本語のカードをもらうのは、
なんとなく不思議なかんじがしましたけれど、
日本人よりもちゃんとした漢字を使って書かれていました。
そのなかで、
「自分のことだけではなく、
ほかのひとのことを先に考えてくれましたね。
すごくやさしかったです。」
と書いてあった。
わたしは、自分のことをやさしいと思ったことがない。
心がない、とか、やさしくない、とか、
言われてきたし、
「やさしい人間」になることをあきらめていたのですが、
そう言われると、まだ可能性があるのかもしれない、
と思いなおしました。
あきらめるのは、まだ早いかな、と。
なじられるよりも、認められる方が、
モチベーションがアップしますね。
いまのわたしに必要なことばだったなと思いました。
最後に、
「遠く離れてもあなたの幸せを祈っています」
と書いてあって、
「何が何でも幸せにならなくては」
と思ってしまった。
今までにもらったなかで、
いちばん「がつん」ときた手紙でした。
わたしもこれからは、まめに手紙を書くことにしよう。
これはニッキーの住んでいたお家の庭に咲いていたバラ。
しばらく、このバラともお別れ。
- 関連記事
-
- レ・ミゼラブル。 (2007/09/16)
- 国会議事堂とビッグベン。 (2007/09/15)
- 遠くはなれててもね。 (2007/09/14)
- Cath Kidston (2007/09/13)
- ノッティングヒルカーニバル。 (2007/09/11)