こねこちゃん。
こないだ、アルバイトに行ったら、
「もらってください」
と書いてあるダンボールを発見した。
中をのぞいてみると、ふわふわなものがもぞもぞと動いてる。
こねこだーーー。
しかも、まだ生まれたてだー。
きっと1ヶ月かそこらだろう。
幼すぎて、泣き声が「にゃーにゃー」ではなく、
「みゅぅみゅぅ」って泣いてる。
こねこちゃんたちは、ちいさすぎて、お皿に入れたミルクを飲めないので、
アルバイト先のおぢさんが、スポイトでミルクを与える。
かわいい。
あまりにもかわいい。
こんなにかわいいのに、駐車場に捨てられていたらしい。
なんてひどいことを。
いままで一度も動物を飼ったことがなかったのだけれど、
真剣に悩んでしまった。
どうしよう。かわいい。
帰ってきたときに、こねこちゃんが「みゅうみゅう」って言いながら、
こっちにダッシュしてきたら、
きっと癒され度500%にちがいない。
ねこはそんなに従順な生き物じゃないかもしれないけどさ。
わたしが生き物のことで、こんなに悩んだのは、
生まれてはじめてのことだった。
ああ、今なら、捨て犬や捨て猫を拾いたくなる小学生の気持ちが、
すごく、すごくよくわかるよ。
でも、わたし、7月にロンドン行くし。
その間、恋人だけにこねこちゃんをおまかせするのはかわいそうだし。
迷った挙句、恋人に電話すると、
「おれ、猫アレルギーだから」
という。
恋人か、こねこちゃんか。究極の選択だー。
でも、愛知のおうちは恋人のお家であって、
わたしは単なる居候なので、
泣く泣くこねこちゃんはあきらめることにした。
いままで、ペットをかわいがりすぎるひとたちの気持ちを
まったく理解することができなかったのですが、
27歳にして、やっと、動物を愛する心が芽生えたらしいです。
年をとるにつれて、小さいものを世話したくなるのかしらね。
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