今日はたこやき屋さん。
今日のアルバイト先は、たこやき屋さん。
出勤するなり、
「今日はたこやきを作ってもらいます。」
と言われました。
たこやき…、すきだけど、自分で作ったことはない…。
でも、経験がないからといって、怯んでいては、
この流動的生活は営んでいけない。
毎日派遣先が異なるため、日々の仕事はすべて初体験なのだ。
考えるよりも、まず先に行動だ。
そんなことを考えているうちにも、
社員さんは滔々とたこやきの作り方を説明してくれ、
その数分後には、わたしはたこやきをくるくるしていた。
今はいくつかのたこやきチェーン店ができているけれど、
それも納得。たこやきって、奥が深い。
こんなに奥深くて愛らしいものだとは思ってもみなかった。
第3弾をしかけたあたりで、たこやき師としての自覚が芽生え始めた。
自覚その1は、おいしそうなきつね色に焼かなくては、という使命感。
自覚その2は、焼いているところを見られている、という緊張感。
自覚その3は、たこやきへの見返りなしの愛情だ。
たこやき師は、ただくるくるしていればいいじゃないかー、
と思われがちだが(というか、わたしが思っていたのだが)、
そんな簡単なものではない。
熱さとの戦いだ。
飛び跳ねる油と格闘していたのだが、
誰に何を言われようとも、熱いものは、熱い。
油が手のひらに着地するたびに、わたしもとびはねていた。
それにしても。
身近にある店舗のビジネスモデルを見られることは、非常に興味深い。
利益を生み出す手段は、頭さえ働かせれば、無限なのだね。
また、そこで働くひとたちの日常を垣間見られることは、
自分を客観視するために有益だ。
そして、このサバイバルな労働環境は、
海外生活にむけてのオリエンテーションにもなっているだろう。
何事も、いい経験だわね。
たこやきレベル1を獲得したわたしは、
明日はラーメン屋さんに挑みます。
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