「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」
はるか遠い昔、みきちゃんが、この本の話をしていたので、
読んでみることにした。
このひとの本を読むといつも思うのだが、
わたしは彼の文章がまったく理解できない。
上手であることはまちがいないし、
ものすごく深い世界観にひきこまれることも確かなのだが、
どうも重要なディテールが理解できないのだ。
この本は、
「ハードボイルド・ワンダーランド」という現代のお話と、
「世界の終り」という異世界のお話が交錯していく。
2つの世界がものすごくかけはなれているのにも関わらず、
きちんとつながっています。
どうやってリンクしているのかは、
後半の方で明らかになっていくのですが、
それは予想もしなかった展開で、さすがー、と思いました。
このひとの本を読むといつも思うのですが、
出てくるおんなのこが、みな自然体で雰囲気がよい。
せりふの1つ1つも、気が利いているなーと思います。
わたしはこういう会話がしたいんですが、
なかなかこんな物語のようにはいかないもので、
へんなことばかり言ってしまいます。
うーん、残念ながら、またもやこのひとの本を理解できなかった。
わたしには、やはりむずかしすぎるみたいだ。
おもしろいことには、おもしろいらしく、
あっという間に読み進むことはできるんだけどねー。
だれか、この本の内容をわたしに解説してください。
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