海辺の決意。
わたしのゴールデンウィーク初日、
自宅を出発してから6時間以上が経過して、
やっと恋人のところに着いた。
お昼ごはんを食べたらすぐにちかくの海へ行く。
名古屋で仕事をしている間中、
ずっと焦がれていた北海道の海。
さわやかな陽射しが海面を照らし、とてもまぶしかったけれど、
砂浜のはじに腰かけて、
恋人と、ただ、海を眺めていた。
恋人は、仕事のために愛知に飛び、
わたしは出稼ぎのために愛知へ飛んだ。
いくらお金をもらえたとしても、
自分の住みたいところに住むのがいちばんしあわせなことだ。
「住めば都」と言うけれど、
どこでもいいってわけじゃない。
自然に肌がなじんだり、無意識に帰りたいと願う場所があるのだ。
恋人と、
必ず北海道に帰ってくることと、
誇りを持って取り組める仕事を作り出すこと、
そして、なるべく早く愛知を脱出して、海の見える家で暮らすことを夢見て、
明日からもがんばろうと決めた。
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