「ハローバイバイ・関暁夫の都市伝説」
こないだテレビでこのひとが都市伝説を語っているところを見た。
その後、本屋さんへ行ったら、
なにやらこのひとは、本を出していて、
さらにそれがものすごく売れているというではないか。
この本の発売は、去年の11月なのだが、
(いつもネタが古くて、ほんとごめんなさい)
まだまだ売れ続けているようだ。
その書店のベストセラーにランクインしていた。
一度手にとって読み始めると、最後まで止まらなくなってしまった。
もともと都市伝説をほとんど知らなかったこともあってか、
どのお話もとても興味深かった。
このひと、芸人なのに、どうしてこんなことまで知ってるの?!
この本のレビューを調べると、けっこう辛口な批評が多かったのですが、
わたしはものすごくおもしろかったです。
都市伝説、とは、
「一般人によって語られ、広まっていったうわさ」。
あくまでも、真実かどうかの裏打ちがないお話だ。
だから、この本の表紙にも
「信じるか信じないかは、あなた次第」
と書いてある。
だが、読んでみると、どれもこれも信じたくなってしまう話ばかりだ。
彼の文章の構成能力が優れているためなのか、
何もかもつじつまがあっているのだ。
また、写真とともに説明されているので、納得しやすい。
衝撃だったのは、長い猫と6本足のにわとり…。
こわかった…。
ほかにも、アメリカの同時多発テロにまつわる都市伝説は、
非常におもしろかった。
かなり恐ろしいことも書いてあるので、ちょっとひきましたが、
読み進まずにはいられなかったのです。
20ドル札と9.11の話は、特におもしろかった。
思わず「ほぉー」って言ってしまいました。
ただのこじつけかもしれませんが、
そうだとしても、こういう見方ができるのはおもしろい。
それぞれの話の信憑性は気にせずに、単なるネタとして読めば、
かなりおもしろく読める一冊なのではないでしょうか。
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