「スライディング・ドア」
グウィネス・パルトロウの映画のなかで、いちばんすきな作品。
前向きになろうとする主人公の姿に勇気付けられるからかな。
もしも、あのとき、ああだったら、いま、どうなっていたんだろう。
そういうふうに考えることは、日常茶飯事だ。
考えても仕方がないのだけれど、無意識にそう考えてしまう。
これは、そういうコンセプトをもとにした映画。
一本の地下鉄に乗れたときと、乗れなかったとき、
2つの物語が同時進行する。
この作品がおしいなーと思うのは、
主人公ヘレンの恋人が、ふたりともあまりかっこよくないこと!
(たぶん、前にHPでも書いたと思うけど。)
「ブリジット・ジョーンズの日記」みたいに、
ちゃんとかっこよいひとたちの間で揺れるなら、
女性の共感をもっと得られていたはずなのに。もったいない。
ただ、その惜しい部分を覆すほど、
グウィネス・パルトロウのショートヘアはものすごく似合っている。
わたしもショートにしたい衝動にかられた。
短いのって、かっこよくて、いいね。
幸い、わたしは浮気現場に遭遇したことはないのだけれど、
ああいうシーンに直面してしまったあとでも、
それまでの関係を元通りにすることって、可能なんだろうか。
わたしの場合なら、男がわたしのことを不安にさせた時点でアウトだ。
物語の途中、ロングヘアヘレンは、何度も恋人に
「浮気をしていない?」と尋ねていたが、
わたしなら、それを確かめる前に、もうすでに疑わしいので、
それだけで「サヨウナラ」だ。
浮気をするにしても、わたしに完全に隠せるならそれでいいけれど、
ちょっとでも不穏な動きをしたら、だめだ。
何がなんでもばれないように、細心の注意を払ってくれるなら、
それだけわたしの方がだいじなんだと納得できるから許せるのだが、
(っていうか、ばれてないんだから、許せるもなにもないんだけど)
中途半端にあやしいのは、全然かっこよくないから、だめ。
話は変わりますが、
わたしはジェリーの浮気相手、リディアの情熱が気に入りました。
あんなにアツい女になってみたいよ。
わたしのあこがれです。
こちらはレンタルではなく、購入したので、いつでもすきなときに見られる。
きっと何度も見るでしょう。
だって、こんなに安いんだもの、借りるよりもおトク。
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