高橋歩のトークライブに行ってきた。
高橋歩の本をおしえてくれたのは、
おともだちのゆみちゃんだった。
「いい本をみつけたの。」
と言って、貸してくれたその本は、「Love & free」だった。
これは、高橋歩が奥さんとの新婚旅行として、
2年間をかけて世界一周したときに撮った写真と、
高橋歩のことばがつづられている。
タイトルどおり、「LOVE」と「FREE」が
「これでもか!!」といわんばかりにあふれている。
初めて見たときは、おどろいた。
ひとは、ここまで自由になれるものなのかと思った。
恋人が、わたしの恋人になったとき、
彼が気に入ることを確信して、この本をプレゼントした。
もちろん、彼もこの本を気に入った。
それ以来、わたしと恋人のなかで、高橋歩は、ちょっとした憧れだった。
ある日、とあるポータルサイトで、高橋歩が新しい本を発売することを知り、
さらに、その本には、トークライブの無料チケットが封入されていた。
高橋歩は、本だけではなくて、直接メッセージを伝えたくて、
全国各地でこのようなトークライブを行っているそうだ。
直接本人に話を聞くことができるのだ。
わたしたちは、わくわくしていた。
イベントは、ジャンベと、アフリカンダンスのライブから始まった。
申し訳ないが、わたしと恋人は、まったく興味を持てなかった。
ジャンベの音色はすてきだと思うし、
ああいう打楽器のみの音楽って、すごくむずかしいんだろうなとは思う。
でも、完全にその世界についていけなかった。
さらに、アフリカの踊りをおどるダンサーたちが出てきたが、
ひたすら奇声を発し、奇妙な動きをしているだけで、
わたしと恋人は、完全にどん引きだった。
全身で、アフリカのダンスを表現するひとたちを前にして、
わたしの脳裏には、ずっと
「タミフル、タミフル、このひとたち、飲んだのかな、タミフル。」
ということばかりがめぐっていた。
さて。
とうとう高橋歩が出てきた。
はだしで、頭にタオルを巻いた、ゆるーいかんじのふつうのひとだった。
「高橋歩の部屋でくつろぐ」
がコンセプトらしく、高橋歩は、ステージ中央の縁にちょこんと座り、
ゆるーいかんじのトークが始まった。
トークの内容は、高橋歩がこれまでしてきたことと、その動機、
家族のこと、家族がいかにだいじがということ、などなど。
メインは本やプロフィールに書いてあることだった。
彼は、かなり自分がすきなので、
「なんだそれは」
とひいてしまう部分も多々あったけれど、
「ほーぅ」と納得してしまう話も同じくらいたくさんあった。
彼のすごいところは、「やろう」と思いついたら、
とことんまっすぐ突き進むことができる行動力だ。
彼の実行してきたことのすべてのきっかけは、
取るに足らない些細なことばかり。
でも、それを実行するには、膨大な労力が必要であるにも関わらず、
彼は、実現するまでやりとげる。努力する。
「一度失敗したら同じ失敗を二度と繰り返さないようにして、
あとは、実現するまでやり続けるだけ」
と、さらりといえてしまうこと、
そして、実績を残していることは、やっぱりかっこいい。
いちばんびっくりしたのは、「サイババ」に会いに行ったこと。
サイババの神秘の力注目され、ブームになったとき、
「あれはほんとなのか、実際に見に行こう」
と言って、本当にインドへ行き、
4日間も待ち続けて、本当にその力を間近で見たのだそうだ。
思いついても、それを実行しないと、意味がない。
「無理だ」って、初めから諦めてたら、何も始まらない。
ただ、実現できるまでやれば、実現する。
そういうシンプルな森羅万象の真理は、字面で追うのは簡単だけれど、
実際に実行しているひとの話を直接聞くのは、
わたしにとっては、とてもいい刺激になった。
わたしも、一歩ずつ、自分の思い描く理想に向かって毎日歩き続ければ、
いつか必ず、そうなれるんだよね。
考えることもだいじだし、知識を吸収することも大事だけれど、
実行する、ということは、もっともっとだいじなことだと思った。
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