ホテルの朝食と、三十三間堂。
すてきなホテルで最悪な一夜を過ごした翌朝、
ぱっきりと起きて、朝食をいただきにレストランへ。
わたしはホテルの朝食がかなりすきで、
ホテルに泊まると、その朝ごはんがたのしみすぎて、
きちんと目が覚めてしまう。
会社に行く日は、毎朝ぎりぎりなのにー。
ハイアット・リージェンシー京都の朝食は、
洋食バイキングと、和定食を選べる。
わたしはもちろんバイキングを選択。
だってその方がいろんなものを食べられるもの。
朝だというのに、レストランのスタッフは、
みんなしっかりと働いている。
低血圧のわたしには、うらやましいかぎりだ。
テーブルにつくと、数種類の小瓶に入ったジャムがあった。
しかも、未開封。
これは、それぞれのゲスト専用なの!?
そんな些細なことにも驚きつつ、お料理を取りに向かう。
恋人は、バイキングだということに気づかず、
そのままテーブルに着席していた。
「だって、紅茶を持ってきてくれるから、
料理も持ってきてくれるのかと思った。」
いや、まわりを見ればわかるでしょ。
泥酔後の朝には、そんな余裕もなかったか。
さすが、高級ホテルの朝食はちがう。
何もかも、ちゃんと整っている。
お料理は、銀色の蓋つきのお皿であたためられ、乾燥しない工夫がされており、
ベーコンはかりっかりにいためられ、
パンも種類が豊富なうえに、どれもがおいしく、
ドレッシングも、食べたことのないような異国の味がしておいしかった。
いちばんびっくりしたのは、シリアル用のミルクが3種類もあったことだ。
ふつう、とか、低脂肪、とか。
なるほど、欧米人はそんなことも気にしているのか。
とにかく、おいしい朝食でした。
朝食後に、すこしだけ二度寝をした後、チェックアウトをしたのだが、
そのときの名残惜しさといったら!
そりゃあ、チェックアウトはいつでも面倒だけれど、
ここまでかなしい気分になったのは初めてだった。
さて。
ホテルを出ると、すぐに三十三間堂があった。
ほぼ、隣といってもいいほどの距離だ。
恋人は見たことないと言っていたし、
わたしは、あのおそろしいほどの数の仏像たちを見るのがすきなので、
せっかくだし、立ち寄ってみることにした。
ここには、1001体もの仏像が並んでいて、その眺めは圧巻。
今回京都に来るのは3度目だが、3回とも、ここに立ち寄っている気がする。
だって、どこまでも、どこまでも仏像なんだぜ。
すごい。かっこよすぎる。
あんなにたくさんの仏像があるのだが、
それぞれ微妙に顔や身長などがちがっていたりするし、
そのほかにも珍しいひとたちがたくさんいるので、
端から端まで見ていても、全然飽きないのだ。
ひととおり見終わったところで、お守りを物色。
すると、なんと、このお寺は後白河上皇というひとの、
頭痛を治すために建てられたものらしく、
「頭痛を治すお守り」というものを発見したのだ。
わたしは偏頭痛に悩まされており、
それは、すべての気力を押し流すほど強烈で、困っていたので、
うおー。これよ、わたしがほしかったのは!
と、心のなかで叫んだ。
だれもおしえてくれなかったじゃないの、そんなこと。
っていうか、2回も来てたのに気づかなかったなんて、
そのころはよっぽど若かったってことなのね。
これは買うしかない!と思って、即購入決意。
それから、毎日ポーチに入れて持ち歩いてたのですが、
化粧品にもまれてしまい、もうぱさぱさになってきています。
でも、ちょっと頭が痛くなってきたときも、
「わたし、お守り買ったんだもん、おまいりしたもん」
という、精神的安心感を得られるので気に入っています。
頭痛に悩む方は、ぜひ行ってみてくださいね。
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