「英会話高速メソッド」。
わたしは、英語がべらべらしゃべれるわけではないのだが、
小さいころから習っていたので、発音だけは一人前である。
この「発音」が曲者だ。
英語の発音ができるからって、英語がしゃべれるわけではないのだ。
わたしはずっと英語を勉強し続けているのだが、
わたしの場合は、ふつうのひとよりもたくさんの時間とお金をかけて
英語を勉強してきたにも関わらず、未だに全然使いこなせていないので、
ここまでくると、
「死ぬまでに話せるようにならなきゃ、生きてる意味ないじゃん」
といったかんじなので、もはや意地で勉強しているようなものである。
あと、これからわたしがしようとしているお仕事に必要不可欠なので、
できるだけ早くに「ペラペーラ」にならなくてはならない。
タイムリミットが迫っている。
こんなわたしですが、まったくしゃべれないというわけではなく、
簡単な会話くらいならできる。
英語を話すときには、脳のスイッチを切り替える。
これは冗談じゃなくて、ほんと。
わたしの頭のなかに、「英語脳」への切り替えスイッチがあるのだ。
すると、言いたいことが英語で出てくる。
学校の授業で習うように、
「まず日本語を組み立てて、それを英語に訳す」
といった脳の使い方をしていては、
いつまでたっても英語を話せるようにはならない。
言いたいことを、初めから、英語で組み立てることがだいじなのだ。
で、どうしたら英語脳を作ることができるか、というと、
いちばん効果的なのは、表現を丸ごと覚えてしまうことだ。
文法や単語の意味をちゃんと理解したら、それで終わりではなくて、
何も考えなくても、条件反射のように口からすべり出てくるまで、
頻繁に使われるフレーズを練習する。
自分のものになったら、こういう使い方もできるかな、というふうに、
自分なりにアレンジしてみる。そして、実際に使ってみる。
若いうちは、たくさんのことをつめこめるけれど、
大人になると、記憶力は確実に衰える。
だからこそ、本当に必要なフレーズだけを覚えて、
それを自由にアレンジしていったほうが、上達のスピードは、はやい。
わたしたちは、中学生から英語の基礎を習っているのだし、
身の回りには英語があふれているのだし、
日常会話程度の英語を話せるようになることは、
そんなにむずかしいことじゃないのだ。
とはいえ、何から始めたらいいのかわからないわ、という方に、
おもしろい本を見つけました。
それが、こちらの英会話高速メソッド。 数ある英語学習法のなかでも、
これは、斬新でおもしろい。
2枚のCDがついてます。
まず、ふつうのスピードで
英語の会話をきいたあとに、
倍速の会話が流れる。
すると、あらふしぎ。
ふつうのスピードの会話が、すごく聞き取りやすくなっているんですねー。
さらに、単語ごとに日本語訳がはさまれているので、
英語の語順と、日本語の語順のちがいがわかりやすいし、
その日本語訳も、とっても的確で、わかりやすいのだ。
本の内容そのものも、なかなかにおもしろいです。
よく使われる表現についての解説は、
できるだけ応用がきくように書かれているし、
和製英語についての解説も興味深い。
わたしはCDをMP3プレーヤーにおとして、毎日歩きながら聞き、
さらに口に出して練習してます。
とっても簡単な表現ばかりなので、すぐに覚えられました。
ちょっと物足りなさも感じますが、
すべてのフレーズが、無意識に出てくるようになるまでは、
聞き続けようと思っています。
本の内容は、ほんとに初心者レベルなので、
まったく英語が話せないの、という方にもおすすめですよ。
「話せるようになりたいなあ」と思うのなら、
話せるようになるまで、勉強し続ければいいだけなのです。
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