ABSOLUTE LIFE

すてきなものにかこまれ、すてきな音楽をきき、すてきなものをたくさん見ることが、心のビタミン補給です。
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茶寮 卯辰かなざわ。

今日は、感動した金沢でのばんごはんの話を。

兼六園と金沢21世紀美術館を堪能したあと、
ホテルでひとやすみしてから、
ばんごはんを食べに行くことに。
本当は、加賀懐石をいただきたかったのだけれど、
週末なのに、事前に予約をしていなかったので、
きっとだめだろう、とあきらめ、
香林坊のあたりで、適当なダイニングにでも入ろうかと思っていた。

白鳥路ホテルでタクシィを呼んでもらい、
行き先を告げる際に
「香林坊の繁華街のあたりでおろしてください、
 ばんごはんをたべたいのでー」
と言うと、タクシィの運転手さんは、
「せっかくだから、加賀料理を食べたほうがいい。
 おすすめのお店があるので、よければ予約しましょうか」
と言ってくれた。
ナイス!運転手さん!!!
そこは、それほど高くなく、白鳥路ホテルから1メーターでいけるとのこと。
カウンターなら空いているということで、
早速そこへ向かうことにした。

そこは、運命の料理屋さんでした。
もう、何もかもが、とにかくすばらしい。
このタクシィの運転手さんに、八千点くらいあげてもいいんじゃないか。
そのくらい、本当にすてきな場所であった。

タクシィで、山を登ること数分。
結構な急勾配で、小樽の山道を彷彿とさせる。

到着したのは、茶寮 卯辰かなざわというお店。
茶寮とはいっても、喫茶店のほうではありません。
立派な懐石料理が味わえるお店です。

席に案内されると、目の前には、こんなすてきな夜景が。

2006112605.jpg

山の上にあるので、眺望は抜群。すてきだわー。
新しい料亭らしいので、店内もきれいで居心地がよい。
カウンターの向こう側は、お店のひとが通れるようになっていて、
そこが低く作られているので、同じ目線でお話ができるの。

さて。
メニューを開くと、いちばんお手ごろなコースでも、お料理8品で5,250円。
…まあ、予想はしていたけれど、こんなもんよね。
さらに、恋人は調子に乗って大吟醸をいただき、
わたしも梅酒をいただくことにした。
恋人の大吟醸は、こんなふうに出てきた。

2006112601.jpg

酒器がめちゃくちゃにかわいい。
硝子の酒器を販売する立場にいたわたしたちだが、
実際に使ってみたのは初めてだ。
風情があって、すてきね。
さらに、徳利の下に敷かれた銀色のコースターは、
ぎんぎんに冷やされていて、お酒がいつまでも冷え冷え。
あまりに繊細な心配りに、わたしたちは「うーん」と唸ってしまった。
さらに、梅酒もANAのファーストクラスで使用されているものだそうで、
ものすごく美味しかった。すばらしい。

お料理は、どんどん運ばれてきた。
しゃっきりと和服を着たお店のひとが、一品ずつきちんと説明してくれる。
愛知の若干暴力的な味にげんなりしていたわたしたちは、
その上品な味わいに、ひたすら感激の嵐であった。

2006112602.jpg 2006112604.jpg

店内がほのくらい雰囲気だったので、
お料理が非常に暗く、見づらいですね。
でも、見た目も美しく、味も最高でした。
どれも本当においしくって、大げさじゃなく、
ひとくち食べるごとに、恋人と目を見張って驚いた。
こんなに美味しいお料理をいただいたのは初めてだわーーー。

加賀料理で、いちばん有名なのは、鴨の冶部煮(じぶに)なのだそうだ。
作り方がわからないので、
何と説明したらよいのかわからないのだが、
鴨肉を、野菜といっしょに薄口の出汁で煮て、
ちょっととろみをつけたもの。
上品な味の鴨肉が、舌の上でとろける。
今は、鶏肉で代用しているお店も多いらしいのだが、
ここは、きちんと鴨肉を使っているとのこと。なるほどね。

食事の最後には、こんなのが出てきた。
2006112603.jpg
何かと思ったら、つまようじ!!
テーブルに配置されているのではなく、
食事の最後に、さらりと、こんなすてきなケースに入ってくるなんて!
ここも感動したポイントでした。

料理屋は、味だけでなく、お店の雰囲気、接客、細やかな心配り、
どれもが完璧でなくてはならない。
そうでなければ、外で食事をする意味がない、とわたしは思っている。
このお店は、そのどれもが完璧であった。
お店のつくりも凝っているし、
(夜景のほかにも、大きなお花や、流水の演出もあった)
店員さんの接客は完璧だし、料理についての知識も豊富だった。
何より、自分のお店について、誇りを持って働いているのねー、と感じた。

最後にタクシーを呼んでもらって、帰ったのだが、
店員さんたちは、外までわたしたちを見送ってくれ、頭を下げてくれた。
ここまで満足したお食事ははじめてだったよ。
わたしと恋人は、心身ともに、完全に満たされた。
2人で1万5千円ほどでしたが、それ以上の価値のある夕食でした。
また行きたい。

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