12時間の監禁。
みなさまおひさしぶりです。
mikiちゃんのお家で顔パック中のうさぎです。
先ほど彼女にパック中の写真を撮ってもらったので、
いつか彼女のブログに掲載されることでしょう。
おたのしみに。
さて。
わたし、このほど、人生最大のピンチを味わいました。
今思い出してもかわいそうなわたし。
18日夜、仕事を終えたあと、そのまま駅に向かい、
JRで札幌へ向かう予定でした。
帯広から札幌までは、特急列車で2時間の道のり。
しかし、わたしの後継ぎのミスにより、
フクロウ先生が大変なピンチに見舞われていたため、
1本遅いのに乗ることにした。
これが、すべてのはじまり…。
フクロウ先生を見捨て(冷酷非情絶好調なわたし…)、
いそいそとみどりの窓口へ進むと、
「大雨の影響で、列車が遅れる可能性があります」とのこと。
それでも、恋人に会わねば何も始まらないので、
「オッケィ、雨くらい、へっちゃら余裕だぜー」
と何も知らないわたしは、切符を購入してしまった。
列車は釧路からやってくる予定だったのだが、
20分ほど到着が遅れる。
やっと乗れた、と思いきや、
「雨で通行止めの区間があるため、運転を中止する」
とのアナウンスが!
うおー、と思ったが、恋人に会わねば何も始まらないので、
仕方なく、JRで、ひとりでふてくされる。
待つこと2時間、ようやく動き始めた。
と、思いきや、トマムに辿りついたとき、
「大雨の影響により、通行止めです」
とのアナウンスが!がーん。
いつ出発するのか、まったく見通しが立たない。
いくらJRのなかとは言え、
ひとりで、真夜中、ド田舎で何時間も過ごすのは、
なかなかに心細いものだ。
いつになったらたどりつけるのか、不安で眠ることもできない。
心の支えは、えくにかおりの「なつのひかり」という本だけだ。
なんだってこんな日に、こんなシュールな本を持ってきたんだろ、
と、我ながら自分のセンスを疑った。
眠れず、食べ物もなく、携帯の電池もなくなってきた。
しかも、トイレもタンクが満タンになってきたので、
あまり使うな、という指示が。完全に監禁状態だ。
恋人にこの惨状を伝えると、
はるばる小樽から南千歳まで車で来てくれた。ありがたや。
とりあえず、南千歳までの辛抱だ。
目をつぶって横になる。でも、眠れない。
ひどい頭痛と疲労感で、だんだん弱気になってきた。
けれど、ほかのひとたちは、わたしよりももっと大変だ。
ライジングサンロックフェスティバルに行こうとしてたのに、
行けなかったひと、
新千歳空港から飛行機に乗ろうとしていたひと、
ずっと立ちっぱなし、働きっぱなしの乗務員、
こどもを3人も抱えたおかーさん。
そんなひとたちに比べれば、
わたしはひとりで自由だし、切羽つまった予定もなく、
たとえ遊べる時間が短くなったとしても、来月から毎日会えるし、
すぐそこまで迎えに来てくれてる。
そんなことをぐるぐると繰り返し思ったら、
わたしががんばらんで、どうするみゃーー(名古屋弁の練習)、
と思った。
気がついたら朝になっていた。
なんと、トマムで結局6時間もとまっていたのだー。
わたしのいらいらと疲労と頭痛と肩こりはピーク。
朝方6時近くにやっと動き出したが、
次の占冠で再び停車すること1時間半。
神様、
わたし、これからしあわせになれるってことよね?
そうだと言ってー。
やっとこさ恋人に会えたのは、朝8時。
イライラ度MAX!!!こんなイライラ、久しぶりだぜー。
恋人に会った瞬間、
「昨日の夜からあそぶって約束してたのにぃぃぃぃ」
と言って、わたしは泣いた。
恋人も、南千歳で6時間もわたしを待っていたので、
申し訳なさでいっぱいであった。
高速を飛ばし、彼の実家に向かう途中、
睡眠不足でテンション最高潮のわたしは、歌いまくった、全力で。
熱唱、絶唱、声がかれた。恋人も車を飛ばした。びゅーーーん。
飛んでっちゃおうぜ、天国まで、死にたかねーけどよ。
恋人の実家にて、朝ごはんと朝風呂をいただいたとき、
わたしは、ものすごい充実感を得た。
あんなにおいしいごはんと、すばらしいお風呂に入ったのは
はじめてかもしれぬ。謝謝。
ふつうに日々を過ごせるってことが、いちばんしあわせだ。
神様は、わたしに忍耐力のテストをし、それに合格したわたしに
日常のありがたみをおしえてくれたのだ。
と思うことにした。
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