You Are Blue So Am I.
このところ、恋人がへこんでいる。
一生懸命就職活動をしているものの、
どうしてもうまくいかないのだと言う。
恋人の不安はわたしにもうつる。
彼の問題を、自分のもののように抱えこんでしまうからだ。
仕事というのは、とてもふしぎなもので、
働いているときには、煩わしいと思うことが多いのに、
仕事がないときには、大きな不安が押し寄せる。
わたしも半年前に2度目の就職活動をしたので、
そのときの気持ちは記憶に新しい。
だからこそ、恋人と話していると、
つい、いろいろよけいなアドバイスをしてしまう。
「自分ができること、知っていることをリストにしてみたら?」
「神社にお参りにいってみな。」
「本屋さんでも情報収集してみなよ」
などなど。
ふつうのことしか助言できないのがもどかしい。
でも、わたしが彼に代わって彼の仕事を探すことはできないし、
わたしは、彼の本当の気持ちをわかっていないかもしれない。
わたしにできるのは、ただ、見守ることと、
彼にポジティブなことばをかけることだけ。
これが、意外にむずかしい。
親というのは、こういう気持ちなのかもしれないなあ、
と、まだこどももいないのに、そんなことを思った。
最近わたしの頭のなかで、ボニィちゃんの
You Are Blue,So Am I がよく流れる。
せめてわたしだけはあの曲のように、
軽やかな気持ちでいなくてはならないなぁ、と思う。
無関心になるのではなく、かといって干渉しすぎないようにするには、
いったいどうしたらよいのでしょう。
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