ザ・ミステリィ・オブ・ゴルゴ13。
父の愛読書は、「ゴルゴ13」である。
わたしが物心ついたときから、家には常に「ゴルゴ13」があった。
小さい頃は、怖い本なのだと思っていて、
まったく読む気にならなかったのだけれど、
最近は、そのおもしろさや偉大さが、たまに理解できる。たまにね。
だって、設定やストーリーが、現実離れしすぎているんだもの。
こないだも、ゴルゴ13が置いてあったので、ちらっと見てみた。
すると、なんとゴルゴ13のプロフィールが!!
すっごくおもしろかったので、抜粋してみよう。
名前:デューク・東郷(自称) ゴルゴ13(通称)
どちらもほんとの名前じゃないのかっ?!
身長:182cm(推定)
体重:80kg(推定)
そうか。推定なのか。
利き腕:右(左手での狙撃も可能である)
じゃあ、どっちかケガしても、お仕事できるね。
血液型:A型
わたしと同じだー。神経質なのかな。へこみやすいのかな。
住居
5ヶ所の山荘、7ヵ所のマンションのほかに複数の土地、家屋を所有。
米国モンタナ州の山荘、フロリダ州のコテージ、フランスサンジェルマンのカフェ、サンミシェルにある別荘、ル・マンの屋敷以外の所在地は明らかではない。複数のパスポートを所持しているがいずれも偽造である。
っていうか、そんだけ所在地わかってたら十分では?
国籍:不明 日本人(MI6)、日系人(CIA)、日独混血(KGB)、日ロ混血などさまざまな説がある。
へえ。日本人じゃないんだ。
職業:スナイパー(狙撃者)
世界的に知られた超A級のスナイパーである。依頼人が真実を語れば善悪やイデオロギーに関係なく仕事を引き受ける。ただし依頼人に裏切りや嘘があれば、それは死への報復へとつながる。
真実にこだわってるのかー。
このあたりがA型らしい神経質っぷりをあらわしているのだな。
性格:冷静沈着
そりゃそうだろな。
あわてんぼうさんだったらスナイパーなんてできないわよね。
使用言語:英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、アラビア語、ヒンズー語、中国語、日本語など、18カ国語に精通。
すげー。頭のなか、どうなってるんだろ。
フランス語の先生になってくれないかな、ムッシュゴルゴ、シルヴプレ。
持病:ギランバレー症候群(多発性神経炎)なんの前触れもなく右手が突然麻痺する持病だが、ここのところ発病していない。
おいおい、それはたいへんじゃないかー。
ちゃんとお医者さんに見てもらわなくちゃ。
資産:スイスのナショナル銀行のほか、いくつかのスイスにある銀行に口座を持つ。ちなみにナショナル銀行の口座番号はF5,R6,I5,D1,A3,XY…で数字だけ引き出すと56513となり、ゴルゴ13と読むことができる。
けっこう細かいところでも小技きかせてるんだね、ゴルゴ。
スイスの銀行は一流なのか、ゴルゴ。
ちなみに、ネットで検索してみると、こんないろんなものがありました。
ゴルゴグッズ公式サイトゴルゴマニア。
ゴルゴデータを集約した、その名も「ゴルゴ学」という本が買えます。
ゴルゴ動画をグリーティングカードとして送信することもできるらしい。
ゴルゴ13インターネットサービスは、
メールアドレスのドメインをgolgo13.comにできるというもの。
「超A級アドレスをゲットせよ!」というキャッチコピィが笑いを誘う。
これはパロディだが、ゴノレゴシリーズというサイトもある。
2ちゃんねるで話題になった吉野屋のくだりをゴルゴが語る。
文字を音声化するプログラムにより、ゴルゴがしゃべっているのだ。
なかなかおもしろいです。
とにかく、「ゴルゴ13」は偉大だ。
日本男児の心をこんなにもがっちり鷲掴みにしている漫画は
ほかにはないんじゃなかろうか。
いつまでゴルゴは活躍するのかしらね。
- 関連記事
-
- 吉本ばなな 「TSUGUMI」 (2006/05/21)
- 林真理子 「幸福御礼」 (2006/04/26)
- ザ・ミステリィ・オブ・ゴルゴ13。 (2006/04/24)
- 重松 清 「エイジ」 (2006/04/13)
- 江國香織&辻仁成 「冷静と情熱のあいだ」 (2006/04/07)