財布を忘れた。
先週、ものすごく不調で、何をやってもダメな日が1週間続きました。
以前なら、
「どうにかして、この負のスパイラルから抜けなければ!」
と必死になってイたと思うのですが、
先日から思考を変えましたので、
「たくさん眠って、不調が過ぎ去るのを待とう」
と思っていました。
それにしても、長すぎる1週間でした。
さすがに毎日寝て過ごすわけにはいかなかったので、
イチゴさんの散歩と、スーパーへの買い物に行ってみたのですが、
ある日、財布を忘れました。
財布というか、かばんをまるごと忘れていました。
かばんって、財布って、忘れちゃうものなのかと知りました。
いつも行くスーパーでは、セルフレジでお会計をしているのですが、
すべての食品をスキャンして、さあ、お金を払いましょ、っていうところで、
「やべえ、財布ない、ていうか、かばんがない!」
と気づいたのでした。
いつもポケットに入れているはずのSuicaもない。
ああ、もうダメだー。
「イチゴさーん、どうしよう…」
と、無意識で、イチゴさんに助けを求めました。
イチゴさんは眠くてポワッとしてました。
どうしようもないので、店員さんに財布を忘れたニャー、と相談することにしました。
もうね、恥ずかしくて無意識のうちにピョンピョン跳んでましたよ。
恥ずかしいと、跳ぶんだ、ワタシ。
ラッキーなことに、その日のセルフレジの担当は、
いつも気になっていたスーパー(凄腕っていう意味の)店員さんだった。
常に感じがよくって、元気で、いつもお客さんから声をかけられていて、
とても楽しそうに仕事をしている店員さんで、その仕事ぶりは、かなり目立っていました。
彼女は合計金額をチェックしたあと、
(1400円くらいだった)
「だいじょぶだいじょぶ、お子さんいるから、大変だから、
わたし立て替えとくから、そのままこれ持って帰って。
明日もいるし、土曜日もいるから、お金は今日じゃなくても大丈夫だから」
という、もう神様としか思えないようなフランクな対応をしてくれた。
え、何、この人、本当は神様…?
やはり、只者ではなかった…。
お言葉に甘えて、そのまま買ったものを持って家に帰り、
イチゴさんの昼寝が終わったらすぐにスーパーに舞い戻った。
お詫びのしるしに、おやつを買っていったけど、
「お気持ちだけでけっこうですから!」
とすてきなスマイルで返された。
たぶん、わたしがここでいつも買い物をしていることを知っていて、
さらに、子連れで逃げる確率が低そうだと考えたのでしょうが、
(もちろん、逃げるつもりなんて一切ありませんでしたが)
それでも、わたしだったら、こんなことはできないなと思った。
ふつうはできないよね…。
もともとすごい店員さんだと思ったけれど、ここまですごいとは。
とにかく、財布を忘れるということは、かなり恥ずかしく、大変なことなので、
家を出る前と、スーパーでレジの前に立った時の2回、
お財布を持っているかどうかチェックしております。
そして、スーパー店員さんに会ったら、すかさずあいさつをしております。
そんなこんなで、びっしり続いた不調期間を脱出しました。
よかった。
- 関連記事