主婦と、億ション。
東洋経済オンラインで、
「専業主婦は、億ションを買うよりも贅沢」
という記事があった。
つまり、嫁が会社で働けば、1億円くらいの所得が見込めるのに、
働かないで家事だけをやっていると、その分の収入が少なくなる。
だから、専業主婦にさせるなんて、モッタイナイ!贅沢だ!
みたいな論調でした。
それを読んで、
「ふーん」
と思っていたら、
週刊ダイヤモンドにも同じような内容の記事が載っていた。
現在、専業主婦をやっているわたしとしては、
ちょっと見過ごせない内容。
それがダブルパンチでやってきたので、
すごく、イヤーな気分になってしまった。
一生専業主婦です、働きません、
というつもりはないんです。
そこではなくて、
「専業主婦だって働いている」
ということがバッサリとスルーされていることに、
ものすごいがっかり感を感じたのです。
そりゃあね、会社に行ってる人よりは、主婦は、時間はたくさんありますよ。
でも、家事だって、育児だって、立派な仕事です。
これでも、いろいろあるんですよ。
子どもにごはん食べさせるだけでも、一種の戦闘なわけですよ。
でも、それが、
「収入ゼロ!チーン!」
って判断されちゃうと、
自分の存在意義を否定された気がします。
ちゃんと料理したごはんを食べること、
きれいなお家で生活すること、
保育園に預けないで、子どもと過ごす時間を長く取ること、
それぞれに価値があるはずなのにね。
家事も自動化して仕事と両立する!
なんていうスーパーウーマンには、
みんながみんな、なれるわけじゃない。
そういうことを一切考慮せず、
読者により強いインパクトを与えようと意図された記事に、
すごく違和感を感じました。
これを書いた人は、たのしい家庭で育ってきてないんじゃないのかなあ、
などと、余計なことを考えてしまいます。
世間的には、専業主婦はこんなふうに思われてんだよね、
と、思い出させていただきました。
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