ドラマと母。
おかんは、大河ドラマを見ている。
これで日本史の勉強をしているらしい。
なるほどね。それは有意義なテレビの見かたをしているね。
今期の大河ドラマは、「功名が辻」。
わたしは日本史にものすごく疎いのだが、
織田信長とか、豊臣秀吉あたりが出てくる時代はすこしわかる。
以前に三浦綾子の「細川ガラシャ夫人」という本を読んだからだ。
あれはすばらしい本だった。
というわけで、
この時代のドラマなら、理解できるかも、と思い、
ばんごはんを食べながら、おかーさんといっしょに、ドラマを見ていた。
筒井道隆が出ていた。
ひさしぶりにみた。
「ねえ、このひとの役名はなんていうの?」
と母にきくと、
「わからない」という。
そうか、彼はそれほどの重要なポジションにはいないのだな。
わたしはさらに質問をたたみかけたが、
ほかのひとの役名も知らなかった。
主人公のことならわかるだろう、と思い、
「ちよ(主人公ね)、ってさー、このひと(津川雅彦)の娘なの?」
ときくと、
「わからない」という。
毎週見てるんですよね?
ちょっとわからなさすぎじゃないですか??
それで、ドラマ理解できてるのですか?
この状態で、おかーさんは、なぜ毎週見ているのか、
わたしにはふしぎで仕方がない。
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