「鼻毛出てるよ。」
恋人に会いに行くので、その準備をしている。
たまにしか会わないので、
細かいところにも手が抜けない。
と思っているのはわたしだけで、
きっと恋人は何も気にしないだろうけど。
話は突然飛びますが、
どうして鼻毛というものは、あんなに間抜けなのでしょう。
人間に毛が生えるのは、とても自然なことなのに、
鼻毛は、どうしても、ばかっぽい。
意外にいるんですよ、鼻毛出てるひと、男でも女でも。
たぶんね、自分の角度じゃ気づかないんだよな、
かといって、
「鼻毛出てるよ」
って、おしえてあげるのも気が引けるしさ。
ちなみにわたしはその昔、つきあっていた男に
「鼻毛出てるよ」
と言わせてしまったことがある。
そのときのわたしは、
「このひとが言ってくれなかったら、
わたしは自分が鼻毛出てるなんて、思わなかったんだろうなー、
ありがたい」
と思ったのだけれど、
そんなやつはめったにいないだろうしな。
いまの恋人は、よく鼻毛が出ている。
その度にわたしは「鼻毛出てるよ」とおしえてあげるのだけれど、
恋人は「うそ!」と言いながら、恐るべし速さでその場で鼻毛を抜こうとする、
外出先でも、運転中でも。
あまりに勢いがよいので、わたしの方がくしゃみをしたくなる。
恋人に、
「いつも出てるからさ、ちゃんと切りなよ」
というと、
「切ってるよ、このはさみで」
と言いながら、自家用の普通のはさみを見せてくれた。
危険すぎるよ…。
というわけで、恋人には、鼻毛用はさみをプレゼントしてあげる予定です。
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