出産の記録 その2
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陣痛がくると、背中をさすってもらいたいのだが、
ジャングルさんは、月曜から土曜まで働き続けて、かなりお疲れ。
申し訳ないと思いつつ、
とにかくさすってほしいとお願いしてしまう。
ジャングルさんは朦朧としており、背中をさすりながら、
わたしに激突してきたりして、限界に近づいていた。
申し訳ないと思いつつ、
「イターイ!」
と絶叫してしまった。
ふたりとも、もうボロボロ。
痛みから意識をそらすために、
ペットボトルに書いてある文字を数えたり、
リモコンのボタンの数を数えたりして深呼吸する。
そんな無意味な行動をしないと、
痛みをこらえられない。
3時ごろになって、ようやく2、3センチ子宮口が開いたとのこと。
10センチまで、ほど遠い。
陣痛の間隔も、5分おきのまま。
相当がっかりして、気力がなくなり、
助産師さんに慰められる。
4時ごろ、おかんが到着。
ジャングルさんと交代。
ジャングルさんはベッドわきで眠り、
おかんが背中をさすってくれる。
おかんはさすが、出産を経験しているので、
背中のさすりかたが、ジャングルさんと全然ちがう。
痛みはおさまらないが、だいぶラクになる。
この時点で、まる1日以上横になれていないので、
足がむくんでパンパンになる。
横になってみるものの、やはり痛みに耐えられなくて、
元の姿勢に戻る。
朝7時ごろになって、子宮口が5、6センチ。
陣痛がひどくて、トイレに行くのが大変。
手すりにつかまらないと歩けない。
いよいよ陣痛室に移動する。
このころは痛みがMAXで、
「イターイ…」
と、ついつい声に出てしまう。
あまりに長い陣痛に消耗しきっていて、
「もう、産めないんじゃないか」
と、ものすごく弱気になっていた。
10時ごろ、子宮口が8センチくらいになり、
お昼ごろに分娩室に移動できるというめどがついた。
今までの助産師さんは、みな、優しいひとばかりだったのに、
このときの助産師さんは、すごく動作がすばやくて、手荒い。
陣痛より内診のほうが痛くて、悲鳴をあげてしまった。
13時半ごろ、子宮口が9センチまで開き、
高位破水したため、
やっと分娩室に入る。
この続きは、さらにまた明日。
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