よく泣く。
なんだかよくわからんが、
最近のわたしはよく泣いている。
もともとかなり泣きやすい性質で、
特になんてことないことでも、涙を出したりするので、
わたしにとって、泣くことは、大したことではないのだけれど、
一般論では、「大人はめったなことで泣いたりしない」ことになっているらしく、
わたしの涙を見たまわりのひとたちが、とても焦っていることがよくある。
今日も、なんだかわかんないけれど、
まんがを読んでは泣き(←これは感動したらしい)、
恋人と遊んでは泣き(←これは日々の緊張の糸が緩んだためらしい)、
いとこに励まされては泣いていた(←これは、前向きないとこがうらやましかったらしい)。
さて。
遠い街からやってきた恋人は、朝の4時にわたしのお家の前に到着した。
あたりがうっすらと明るくなってきた時間だ。
仕事でくたくただったうえ、たった2時間しか眠っていなくても、
わたしはしゃっきりしていた。
お買い物をしたり(と言っても、見るだけ…)
カラオケに行ったり、
おいしいパンを食べたりした。
これといって、特別なことは何もしなかったけれど、
それでも、時間があっという間に過ぎていった。
夜になって、わたしのいとこと合流した。
ある日、恋人がめずらしくへこんでいたとき、
わたしはちょうどいとこと遊んでいたので、
電話で彼を励ましてもらったのだ。
いろいろ話していたら、さらにさらに時間があっという間に過ぎていった。
いとこは、
「仕事でいやなことがあったら、
”これでたのしいことがますますたのしく感じられる”
と思ってうれしくなる」
と言っていた。
そこまで前向きに考えられるなんて、すごいよ。
尊敬に値する。
恋人は、20時間くらいしかこの街に滞在しなかったけれど、
それでもわたしはかなり励まされた。
いつもよりもへこんでいたせいか、
いままででいちばん恋人の存在をありがたいと思った。
最近仕事でへこんでたおかげで、恋人の存在がよりうれしく思えたのかもなァ、
と、
いとこに言われたとおり、無理やり前向きに考えてみる。
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