「まほろ駅前多田便利軒」。
このごろ、いっぱい映画見てるんですよー。
テレビをみるのをやめて、そのかわりにずっとDVDみてるんです。
テレビには、余計な雑音が多いから、映画のほうがおちつきます。
というわけで、まほろ駅前多田便利軒。
撮影現場に遭遇したこともあり、ずっと気になっていた映画です。
本もとってもおもしろかったしねー。
画面に映るのは、知っている風景ばかりなので、
すごく、ふしぎな感じがしました。
「え、そんなとこでロケやってたの?」
みたいな見方ができるのは、おもしろかったです。
原作を読まないままに観ていれば、すごくたのしめたと思うのですが、
オリジナルをすごく気に入っていたので、映画はちょっとがっかりです。
時間の制約があるためか、いいエピソードがげっそり削ぎ落とされていて、
置いてけぼり感が残ります。
前半は、テンポもよくてよかったけれど、
後半は、シリアスな場面が一気に詰め込まれすぎていて、
訳もわからず、ぐったりしてしまうかんじ。
せっかく、全体の雰囲気がとてもよいのだから、
もう少し後半部分が丁寧に作られていたらなあ、
と、思いました。
うーん、でも、映画としておさめるには、あれでいいのかなあ。
やはり、原作を知っていると、自分の頭のなかでその世界を創り上げてしまうので、
つい、期待しすぎてしまいます。
わたしは、行天のキャラを演じている松田龍平に、ものすごく違和感を感じました。
ちょっと、気持ち悪すぎない??
山下くんと行天のシーンでの走り方とか、笑い方とか、
ちょっとした部分が気になった。
いや、行天は、へんてこりんなひとだから、それでオッケーなんだろうけど、
わたしには、彼のよさがわからなかったなあ。
実物を見ても、オーラを感じられなかったのだから、
映画のなかで見ても、よさがわからないのは当然か。
それにしても、脇役の登場人物たちが、すごくよかったですね。
ルルとハイシーと星くんは、もっといっぱい見たかったな。
そして、音楽もきれいだった。
全体的には、いい映画だったと思います。
来年連続ドラマになるみたいですね。
今度は、大根仁氏によるものなので、懲りずに期待して、見てみようと思います。
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