お茶のいれ方。
仕事で、お客さんにお茶を出した。
以前の仕事では、お茶を出すなんて、
一年に2、3回しかなかったのだけれど、
今の会社では、頻繁にお茶汲みの機会がある。
男尊女卑が色濃く残っている会社なので、
「女は、お茶出せ」的な雰囲気が漂っているのだ。
確かに、お茶は、男にいれてもらうより、
女性の細やかな気配りで香りをつけたお茶のほうが、
よっぽどおいしいと思うわ。
狭い仕事部屋のなかに、5人もの男の人が集まり、
わたしは、まさに、「はみでた」。
わたしの椅子は占領され、どうすることもできなかったので、
湯呑を洗いながら、給湯室でこれから何をしたらよいか、あれこれ考えていたところ、
ベテランのパートさんが現れたので、
「お茶くみ、自信がないんですよ…」
という話の流れになり、
お茶のいれかたをいろいろとおしえてくれた。
いやー、あのね、お茶出しって、深いですよ。
いれかたから、お客様への出し方、お茶の交換の仕方などなど、
いままでわたしが「これでいいのかな、いいのかな」
と思いながらしてたことが、
ぱーっとクリアになりました。
そういう礼儀作法って、おしえてもらわないとわからないし、
いい歳して、作法を知らないのはとっても恥ずかしいからなー。
とてもためになりました。
お茶を出す、というのは、「おもてなし」なのです。
だから、相手に不愉快な思いをさせないような細やかな工夫がいろいろあって、
それは、自分では思いつかないようなことばかりで、
目からうろこが、はらはらと落ちる思いでした。
これ、完璧にできたら、かなりたのしいかも。
最後にそのパートさんは、
「茶道の本を読むだけでも、ちがうと思うわよ」
とおしえてくれた。
茶道って、ちょっとおもしろそうだなあ。
今度図書館に行ったら、茶道の本を探してみよう。
そして、お茶くみの達人を目指します。
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