茎わかめ。
ある日、仕事帰りのジャングルさんに、
スーパーに寄って、牛乳を買ってくるように頼んだ。
ジャングルさんは、
「わかった。牛乳ね。いいよ。
じゃあ、シメサバ買っていい?」
と、交換条件を提示してきた。
牛乳とシメサバを同時に考えると、気持ち悪くなったけど、
ま、いーか、このごろ、たくさんかまってもらってるからな。
そして、ジャングルさんは、牛乳と、シメサバと、日本酒と、茎わかめを買ってきた。
シメサバは、許可しましたが、
その他もろもろは、承認してないよ。
わたしはジャングルさんに、
「あのさー、茎わかめ買ってくるの、2日連続だよねー。
そんなにおいしいの?そんなにすきなの??」
ときくと、
ジャングルさんは、茎わかめの歌を歌い始めた。
ラピュタの「君をのせて」のメロディーで、
「かあさーんがー、くれたー、くーきわーかーめーー、
とうさーんがー、食べたー、くーきわーかーめーー。」
と歌っていた。
へえ、母さんが茎わかめ買ってきて、父さんが食べたんだー。
一応ストーリーになってるね。
とりあえず、君がどれだけ茎わかめがすきかっていうことは、伝わったよ。
と言うと、
「おまえは、どこのわかめじゃ?」
と聞かれた。
…いや、わたし…わかめじゃないし…。
ていうか、ジャングルさんと話しても、会話にならない。
そのうち、ほんとに会話できなくなったらどうしよう。
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