1年。
昨日、用事があって、芝公園方面に行き、増上寺の前を通った。
東京タワーは、なぜか、ライトアップされていなくて、
おかしいなーと思ったら、
ちいさな文字で、
「KIZUNA JAPAN」
って、書いてあった。
東京タワーも、黙祷中だった。
昨日と、今日、テレビはどの局も震災のことばかりだった。
「あの日を忘れない」的なキャッチコピーの番組ばっかり。
あのときと同じように、津波に押し流される家や、がれきの山、
人々の涙ばっかり映しだされて、悲しくなった。
1年っていう節目があろうとなかろうと、
あの地震のことは、忘れられるわけがないのだ。
あのときから、生活は、すっかり変わってしまったのだから。
あの日から、大地震におそわれる夢をたくさん見る。
大地震が現実のものになって、自分の未来は見えなくなった。
政府の人たちは、自分たちの保身だけを考えてるってことがわかって、
国は、国民を守る機能を持ちあわせていないこともわかった。
放射能汚染は、目に見えないのをいいことに、今もうやむやにされたままだし、
マスコミは、信用してはいけないことも、よーくわかった。
なんとなく、自分の心は荒んでしまって、
もう、物事をまっすぐに、純粋に見ることができなくなってしまった。
今日の追悼式も、どうして、東北じゃなくて、東京でやるんだろう、とか、
東電の社長の謝罪も、被災者に会わずして、そんな謝罪でいいんだろうか、とか、
ひねくれたことばっかり考えてしまう。
でも、被災地のひとたちの強さを見ると、元気が出る。
人間は、こんなにも強いんだなって。
東北は、いつか必ず復興するって、わたしは信じてます。
何十年もかかるかもしれないけど、でも、きっと、ふるさとに帰れる日はくると思う。
今の自分には何にもできないけど、でも、応援してるし、忘れないよ。
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