男子高校生。
英会話スクールをやめることにした。
そこに通う目的、終わってしまったから。
ペラペーラにしゃべれるようになったわけではないけれど、
先生はすてきだった。
英語の先生は、ネイティブの人でないと!
っていうひともいるとは思いますが、
日本人の先生のほうが細かくきっちり直してくれるひとが、多いような気がします。
正しい発音や、文化を学びたいのなら、ネイティブの先生のほうが、断然いいです。
ただ、ある程度話せて、もっと幅を広げたいのであれば、
日本人の先生のほうが、
こちらのニュアンスをくみとってくれて、適切な表現をおしえてくれたり、
おかしなところを、きちんと直してくれたりします。
授業料が異常に高いので、やめてしまいましたが、
でも、やっぱり先生の質は、とても高かったなあ、と思います。
同じクラスには、高校生と大学生がいました。
彼らの話を聞くのはとても新鮮です。
日頃、接する機会がないからね。
彼らは、毎日学校に行くだけでなく、
テストがあって、部活動もあって、アルバイトもある。
そのへんの社会人よりも、ずっと忙しいと思う。
自分にも、そんな時代があったのかと思い出そうとしたけど、
全然記憶がない。
最終日に、男子高校生と雑談する時間ができたので、いろいろ話をしたんだけど、
年齢の話をしたら、
「あ、ぼくの2倍ですね」
と言われた。
…なんでかわかんないけど、なんか、ものすごくがっかりした。
2倍…、それはダブルってことですね…、
アイスクリームだったら、落とさないように気をつけて食べないといけないですね。
さらに、部活の話になって、
「女子と話すの、苦手なんですよ。」
と言われ、ウファー、って思った。
なんて甘酸っぱいお言葉なんだろうか。
とりあえず、
「女のひとなんて、とりあえずほめまくれば簡単に動くよ」
とおしえてあげたら、苦笑いしてた。
そうさ、若いころは、異性の扱いなんて、わかんなかったもんね。
男も、女も、同じ人間だと思ってたよね。
ほんとはちがうけど。
たぶん、若者と話すときに、無意識に身構えてしまうのは、
若いころの記憶が自動的に呼び起こされる、という恐怖を味わうからだ。
マジメだったころの自分。
ジャングルさんナシで生きていた自分。
若いころに比べて、今は、なんて自由で、なんて生きやすいのだろう、と思う。
仮定法の練習をしているときに、
「あのとき、ああしていればよかった、と思うことはありますか?」
と聞かれても、何も思い浮かばなかった。
いつも、直感で正しいとひらめいたことを行動してきたから。
わたしの人生は、完璧からは程遠いけれど、
今までしてきたこと全部がつながって、
少しずつ、完璧の方向に向かっているんだと思う。
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