ABSOLUTE LIFE

すてきなものにかこまれ、すてきな音楽をきき、すてきなものをたくさん見ることが、心のビタミン補給です。
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星になった少年 2005年日本

星になった少年 スタンダード・エディション 久々に映画館に行きました。
 わたしは柳楽優弥が見たくて、
 恋人は、こども&動物ものがすきなので、
 いっしょに見に行った。
 恋人は、この映画のタイトルを
 「星になった象」と、何度かまちがえていた。
 そのタイトルだと、
 ストーリー、ちがってきちゃいますからね。

これは実話をもとにしたストーリーで、
タイで象使いの修行をつむ少年のお話。
夢を追いかけ、それを実現するまでの過程を描いていますが、
最も大きなテーマは、「家族」であったと思います。
映画館にいたひとたちのほとんどが号泣してました。
もちろん、わたしと恋人も、後半はずーっと泣いてました。
映画が終わったあとも、涙が止まらなくて、
ふたりで涙目でうろうろしてました。
世間の人々には、わけありな2人組に見えたことでしょう。
感受性の豊かなひとといっしょに見られてよかったと思った。

タイでは、きっと相当過酷なロケが行われたのでしょう。
迫力のあるにひきこまれながら、
作り手のこの映画に対する熱意が伝わってきました。
それに、象たちの表情にも魅了されました。
象はね、涙を流すんですよ。

それにしても、柳楽優弥ですよー。
「誰も知らない」の頃よりも、ちょっと成長してるんですが、
いやー、美しいーーーーー。
あの眼差しは、貴重です。武器です。
以前の映画での演技は、かなり自然だったのですが、
今回は全体を通して、ややぎこちない感は否めません。
やはり、前回の作品における自然さは、
是枝監督の技量によるところが大きかったのでしょう。
でも、わたしがすごいと思ったのは、
その演技のぎこちなさを差し引いても、
彼の存在感や魅力は圧倒的だったということです。
彼の雰囲気には、観客をひきつけるカリスマ性があります。
このまま、まっすぐに育っていってほしいなあ。
ずっと見守っていきたいと思う俳優さんです。

それから、蒼井優も出演していたのですが、
彼女もとてもかわいかったです。
きわだって美しいというわけではないのですが、
澄んだ水のように透明感のある演技に、とても好感が持てます。
数多くの映画監督に愛されるのも納得。

象は、遠くに離れていても、相手の気持ちを伝えたり
受け取ったりすることができるそうです。
人間だって、きっとそうすることができるはず。

いまだに余韻が残るほど、心にしみる映画でした。

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2 Comments

ナルセ says...""
私も観に行きました。一人でしたが泣きました。
蒼井 優ちゃん,いいでしょー。『花とアリス』も良いです。
でも,意外に主演映画の少ない彼女。そんな彼女の主演作品『ニライカナイからの手紙』というのがあります。まだビデオ化はされていないかもしれませんが,覚えておいてください。
2005.08.29 00:14 | URL | #79D/WHSg [edit]
absolutelife says...""
あれ見て泣かないひとは鬼だー。
絶対泣かされるな、ってわかってても、泣いちゃいますね、あれは。
花とアリス、ずっと前から見たいんです。
ぜったいわたしのすきな映画だと思うもの。
「ニライカナイ」ね、
覚えられるかな。
でも、覚えておきます。
2005.08.29 21:06 | URL | #79D/WHSg [edit]

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