「ロシュフォールの恋人たち」
ジャケットを見て、
「これはわたしがすきな映画にちがいない」
と確信して借りてきたのですが。
これは、傑作。
いまだかつて、こんなに底抜けに明るい映画を見たことはなかったわ。
1966年のフランスのミュージカル映画。
登場人物が皆、ひたすら歌って、踊り続けるという不思議な作品。
色使いのきれいさ、音楽の美しさ、そして、キャラクターのしあわせ感、
すべてが最高です。
心が荒んだひと、全員にみてほしい。
人間は、ここまでたのしそうに生きられるんだぜ、っていうことをみてほしい。
カトリーヌ・ドヌーヴと、フランソワーズ・ドルレアックの姉妹が、
双子という設定で、歌って踊りまくります。
ふたりのかわいらしさに釘付けです。
さらに、衣装がすっごくすてきだし、
部屋のインテリアもとてもかわいくって、目が離せなくなりました。
わたしは昔から、なぜか、60年代のスタイルにすごく強く惹かれます。
たぶん、きれいな色使いにひかれるんだと思います。
あのカラフルな世界は、一体どこでなくなってしまったんだろう。
カトリーヌ・ドヌーヴの若いころの映画をみたのは、初めてだったのですが、
本当に美しいひとなのですね。
まさに天使のようでした。
そして、ジーン・ケリーの存在感!
彼のオーラが画面から伝わってきます。
40年以上も昔の映画だけど、いいものは、いつまでも新鮮だ。
気分が落ちたときに、必ず見たい作品です。
おすすめ!!
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