生け花教室 第一回目。
引っ越す前、一年間ほど、フラワーアレンジメントを習っていました。
でも、あるレッスンで、生け花っぽいアレンジメントを習って、
「わたしがすきなのは、アレンジじゃない、生け花だー」
とひらめいたので、実家に引っ越してからは、生け花を習うことにしました。
まさか、このわたしが、お花を習うとは。
両親もびっくりしていました。
お花に興味を持ったのは、社会人になってから。
以前の仕事では、テーブルコーディネーションの真似事のようなものをしていて、
いろいろな本を読んだり、店頭のディスプレイを手がけていたのですが、
やはり、何かを「飾る」というときには、お花は欠かせないもの。
その場の雰囲気をがらりと変えてしまう存在感や
明るく華やかなエネルギーを目の当たりにして、
「お花って、すごいなー」って思ったのでしょう。
たまたま会社の先輩が、お花を習い始めて、
体験レッスンのようなかんじでいっしょに行ってみたら、
すごく、すごくたのしかった。
先生も、とってもすてきなひとだったので、その場で即
「習いたいです。よろしくおねがいします」
と、わたしのお花生活が始まったのです。
自分の感性を、何かで表現することは、
ちいさいころからきっとすきだったのだと思います。
でも、わたしは本当に不器用で、絵を書いてもだめ、モノを作ってもだめだった。
学校の図工や美術って、わたしの最も苦手とする科目でした。
毎回授業の度に、憂鬱で、逃げ出したかった。
でも、世の中には、器用さを必要としないアートだって、
いっぱいあるんだよなー。
学校では、それをおしえてくれなかった。
HPとか、お花とか、不器用なわたしでも
感性を直接反映させることのできる手段の存在を知ったのは、
大人になってからだった。もったいない。ちょうどわたしの親戚が、
生け花の先生をしているということだったので、
近所でおしえてくれる先生を
紹介してもらうことになった。
70歳くらいのおばあちゃん。
先日、初めてのレッスンを受けた。
一応初回なので、お花は先生に選んでもらった。
生け花は、花と花の空間を大切にするため、
使用するお花の量がまったくちがう。
とってもお安いお花代にびっくり。
そして、先生は、やっぱりすごい。
迷いなくお花をさしていくのだけれど、
なんとも絶妙なバランスで、すてきなのだ。
わたしが同じように生けようとしても、何かがちがう。
先生、すごいです、ついてきます。
細かい意図をおしえてもらい、すべてに納得。
たとえば、ガーベラの後ろにベニアオイという
大きいはっぱをさすと、
強いコントラストがガーベラの花の色を
引き立たせていることとか。
お花選びの時点から、そんな計算がなされてたのか
と思うと、先生、ほんと、すごいっすよ。
わたしもこんなふうに、かっこよいものを作りたい。
来月から、本格的におしえてもらうことになりました。
たのしみです。
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