ABSOLUTE LIFE

すてきなものにかこまれ、すてきな音楽をきき、すてきなものをたくさん見ることが、心のビタミン補給です。
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江國香織 「がらくた」

眠気は、ようやくおさまりつつあります。
よかったよかった。
これで人間らしい生活を送れる。

このごろ、ブログを書こうと思っても、
なかなか言葉が出てこなくって、パソコンの前でずっと固まっていました。
「もしかしたら、わたしは文字としての日本語を忘れてしまったのかもしれない」
と、ちょっと心配になるほどに。

でもね、原因がわかったのです。
このごろ、小説を読んでいなかったからでした。
以前は、自分を保つために、定期的に江國香織の本を読んでいたのに、
そういえば、しばらく読んでいなかった。

江國香織のあたらしい文庫が出たので、早速買って読んでいます。
その名も、「がらくた」。



「ウェハースの椅子」以来の、こってりとした物語です。
まだ、最後まで読んでいないのだけれど、早速引き込まれています。
そうだった、人生にはこういう甘さが必要だ、と信じていたことを、
すっかり忘れてしまっていました。

このひとの本に求めるものは、物語の意外性や新鮮さではなくて、
美しい日本語の表現そのもの。
たとえば、「白桃色の空」ということ。
空といえば、青か、グレーしか思いつかなかったわたしにとっては、すごく新しい発見。

そして、
「完璧じゃない人生なんてあるんだろうか。すべての人生は、ある種の完璧だ。」
ということ。
わたしの人生も、ジャングルさんの人生も、
この世に存在するすべてのひとたちの人生が完璧なのだとすれば、
それは、すごいことだと思うから。
いまのところ、わたしの人生が完璧なのかどうか、答えはまだわからないけれど、
江國香織がそう言うのならば、きっとそうなのだと思うことにする。
このひとの本は、わたしの感覚を呼び覚ましてくれるから、ずっと宝物。

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2 Comments

葵 says...""
「本を読んでいないと言葉がでてこない」こと、すごーーーくよくわかります!!!人との会話も、思ったことがうまく口から出てこない感じになってしまうの。気のせいかなと思っていたけどやっぱりそうなんだね!!
2010.03.09 11:34 | URL | #- [edit]
うさぎ says...""
あらー、葵さんもそうなのー?
やっぱり、活字って、だいじなんだね。
すぐ忘れちゃったりするけど、きっと、読むだけで、脳は活性化されているんだね。
きっと気のせいじゃないよ。
2010.03.11 22:46 | URL | #1jxB54a6 [edit]

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