瀬尾まいこ「卵の緒」
またまた、瀬尾まいこの本。
この本も、すごーくよかった。
「幸福な食卓」のつぎにすき。
この本が、このひとのデビュー作です。
「卵の緒」というお話と「7's blood」というお話の2つ。
小さい頃、よく川の下から拾ってきたんだ、とか、
親に言われることがありますよね。
このお話のなかでは、
「卵から生まれた」
ということになっています。
この発想はとてもすてき。
うちの場合は、
「お前は、藤丸(デパート)で買ってきたんだ」
と言われていました。
子どもながらに、
「そんなわけあるかい」
って思っていました。
「7's blood」では、大人びた男の子と高校生の生活が描かれていて、
この男の子がまた魅力的。
こういうキャラクターが、わたしはすきです。
読んだあとの後味もよく、新年1冊めにふさわしい。
このひとの本は、これからも買う。
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