赤と白の灯台。
これは、石狩の浜辺にぽつんとある
小さな灯台。
石狩の海を見たくて、
そのへんを迷っていたときに、
偶然にみつけたものでした。
今は海から遠いところで暮らしているので、
ときどき無性に海が恋しくなります。
白い波とか、青く広がった海を見ると、
いつも気分が清清しくなるものでした。
その街では、常に追いつめられていたし、
自分を思うようにコントロールできなくて、苦しかったのだけれど、
こっちに帰ってきてからは、うそみたいに穏やかな日々で、
毎日のなかに小さいたのしいことを
たくさんみつけられるようになりました。
自分がしなくちゃならないことも、クリアに考えることができて、
本当に、いままでの鬱な気分は何だったんだと思うくらいです。
改めて帰ってきてよかったと思うし、
向こうでの生活が、本当に限界だったんだろうとも思います。
でも、今こうして、海を懐かしく、恋しく思うのは、
海辺の街での生活が、
それなりにたのしく、充実していたからなのかも、と思いました。
どんな時期であれ、わたしにとってはひとつひとつが
大切な時間だったのだと思います。
これから海の季節なので、
今年はその街の海で、ひとあばれしてやろうと思います。
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