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ABSOLUTE LIFE

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No.1193 - 2009.07.12 (02:25) []
Title : 「まっとう」であること。
通勤電車のなかでは、勉強をすることにしている。
ただぼんやりしているのは、もったいないから。
携帯電話で英語のラジオを聞きながら、本を読む。
運よく座れたら、眠る。

1日30分足らずでも、通勤時間のすべてで集中できなくとも、
毎日続ける、っていう意識がだいじだから。勉強は。

これまで貿易の本を読んでいたのだけれど、
やっとそれから解放されたので、
ひさしぶりに江國香織の本を読むことにした。
「ぬるい眠り」。
ひさしぶりに「ケイトウの赤、やなぎの緑」を読みたくなった。

そのなかで、亜紀という情熱的な女の子が出てくるのですが、
彼女があまりにもストレートなので、
主人公のちなみの気持ちとして、こういう文がありました。

「私が亜紀を苦手なのは、たぶん彼女がまっとうすぎるからなのだと思う。
 まっとうで、まっすぐで。
 私に言わせればそれは暴力だ」

この部分について、すごく考えてしまった。
まっとうで、まっすぐすぎることは、暴力の一種なのか、
と、びっくりもしたけれど、その通りだわ、と納得もした。

わたしは、自分のことをまっとうな人間だとは思わないけれど、
悪い意味で「まっすぐ」だと思うことはよくある。
考えが異常にカタい。何においても。

まっとうであることが、常に正しいとは限らないんです。
世の中は、まっとうなものと、そうでないものとでできているからです。
もしかしたら、まっとうなものの方が、割合は少ないかもしれない。
でも、そんなこと、学校ではおしえてくれなかったよ。

今は、何においても柔らかすぎるジャングルさんと生きているので、
だいぶ柔らかくなったけれど、
ジャングルさんがいなかったころのわたしは、とにかくカタくて、
しょっちゅう胃を痛めたり、夜中に遊びに出たりしていた。
そうやって、自分を傷めて、まっとうでいられなかった部分を消化していました。

今は、ジャングルさんとおしゃべりするとやわらかくなります。
ジャングルさんのやわらかさはありがたいけれども、
もうちょっと、まっとうな人間になっていただきたい、と願ってしまうこの矛盾。
まっとうであることと、やわらかくあることのバランスは、とてもむずかしい。
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