死ぬかと思った。
通勤は、いつもJRを使っていて、そんなに混まないんです。
むぎゅー、て押されることは、ほとんどないんです。
「余裕じゃん、東京の朝ラッシュ」
とか思ってたんですが。
ついに、わたし、超満員電車に遭遇してしまいました。
人生で、初めての激混み。
30歳までのカウントダウンが始まったこの歳で。
あの、本気で、死ぬかと思いました。
あんなに追いつめられたの、初めてでした。
あー、びっくりした。
それは、ある日の横浜線での出来事です。
人身事故があったとかで、電車が遅れていたらしいのですが、
(都会は、毎日のように人身事故が起こっていて、怖い)
何も知らずに、電車に乗ってしまったんですよ。
確かに、
「あー、いつもより混んでんなー」
とは思っていました。
でも、その日は、そんなに疲れてなかったので、
「まあ、座れなくてもいっか」
と、かなり軽い気持ちで乗り込んでしまったんです。
電車に乗ったら、とにかく真ん中に行って、
乗り込むひとと、降りるひとに巻き込まれないようにするのが鉄則です。
たとえつり革につかまれなくとも、とりあえず真ん中へ。
でも、その日は、真ん中に入り込むことすらできず、
ドアの近くに乗ってしまったんですねー。
大惨事は、次の駅についたときに始まりました。
ものすごい人につぶされました。
ぐしゃり、ってかんじで。
気がついたときには、もう身動きが取れない状態ですよ。
あらららー、ってかんじですよ。
足を置く場所がなくなったので、腰が変な位置で固定されてしまう。
かばんをつかんでいた手は、そこから動かせなくなってしまい、つぶされる。
つり革をつかむひとの肘で、頭をどつかれる。
前に立っているジジィと超密着。
胸もがっちりつぶされてるので、息ができなくなってしまった。
これで、電車が止まったりしたら、たぶんわたし気を失う、
と思いました。
こっちの電車でやたらと急病人が出るのは、これだわ、
と思いながら。
でも、都会人の人々は、そんな状況でも横のひととおしゃべりできるんですね。
はー、都会人はすげーや、と思いながら。
次の電車に乗ればいいのに、後ろのひとに押されるままに、
また満員地獄に戻ってしまうのを繰り返すこと、20分くらい。
もう完全に酸欠状態ですよ。
頭に酸素が行ってないから、足が思うように動かないんですよ。
とりあえず、よろよろふらふらしながら帰りました。千鳥足で。
ヨッパライみたいですよ、わたし。
たまたま警察のひとたちがいて、しばらくにらまれたので、
職務質問されるかと思ったけど、セーフでした。よかった。
帰って、そのまま、ジャングルさんのえさも作らずに眠りました。
やばいですよー、首都圏の満員電車は。
腰と手をいためましたもの。電車に乗っただけなのに。
そりゃあ、急病人もたくさんでるわね。
もう満員電車には乗らない。乗りたくない。
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