ABSOLUTE LIFE

すてきなものにかこまれ、すてきな音楽をきき、すてきなものをたくさん見ることが、心のビタミン補給です。
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父のこと。

一般的に、
男の子は母親に似て、女の子は父親に似る、
といわれることが多い。

恋人は、彼の母親にびっくりするほどよく似ている。
初めて彼のおかあさんに会ったとき、
あまりに似すぎていて、笑いがとまらなかったくらいだ。
↑とっても失礼だ。

わたしは顔はそれほど両親に似ているわけではないのだが、
人間的性質は、父によく似ている。
胃が弱いところとか、
やたら調子に乗りやすいところとか、
偏食がちなところとか、
気まぐれなところとか。
考えるとしょうもないところばかり似ている。

父は、本当にしかたのないひとである。
家にいると、眠るか、食べるかしかしなく、
おでかけをしても、眠るか、食べるかしかしない。
その気まぐれさは、父の体型に如実に表れており、
わたしが、実家を出てからの7年間で、
父は、別人かと思うほどみるみる太った。

父は、いつも母に怒られている。

こないだは、アイスクリームを1日に4個も食べたことで怒られていた。
わたしは父の満腹中枢について心配したが、
「4個じゃない、3個半だ。」
と無駄な反論をしていたので、ますます心配になった。

先週末は、めずらしく、父と母がふたりで出かけた。
はるばる九州からやってきた親戚を見送るため、空港に行くというのだ。
小2時間ほどたってから、ものすごくふてくされた母が帰ってきた。
話を聞くと、父は、親戚の乗る飛行機の時間を調べておらず、
自分で勝手に予想した時間で空港に行ったので、
親戚には会うことができず、ただ飛行場に行っただけだというのだ。
しかも、帰りに父がぼーっとしていたために
ガードレールに衝突しそうになったらしく、
母の怒りは倍増であった。
怒っている母を尻目に、父はパチンコ屋に出かけた。
あまりの気まぐれっぷりに、母もあきれるしかなかった。

夕食の席で、母の話をきいたあと、わたしは父に
「わたしだったら、ぜったいおとーさんとは結婚しないよ。
 むしろ、説教してやるね」
というと、母はますます怒った。
夕食後、となりの居間でくつろぐ父に、
「ふつうはね、親はこどもに尊敬されるものなんだよ。
 ”絶対結婚したくない”って言われて、はずかしくないのかね!
 運動しな!」(←??)
と怒っていた。
母の怒りをうるさく思ったのか、
父はテレビを見ながらステッパーで運度を始めたのだが、
猫背で運動する姿のやる気のなさが、あまりにおかしくって、
わたしはひとりで虫のように笑っていた。
おもしろすぎて、どうしても止まらなかった。
父は、しばらくして、ステッパーから降りた。

そんな父の最近のおきにいりは、「鼻パック」。
小さな毛穴から、角栓がとれるのが、とてもふしぎなのだそうだ。
お風呂上がりに、鼻パックをはり、
パック中の自分の顔を鏡で見ていた父は、
いったいどんなことを考えていたのだろうか。
母には、
「そんなことしなくても、毎朝ちゃんと顔を洗えばいいのに」
と怒られていた。
顔、洗っていないの…?

うちは、こんな家庭です。
わたしが描く未来の家族は、ついつい理想が高くなってしまいます。

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