わたしの仕事はいつも、定時で終わる。
なので、毎日、ものすごーく早く帰ってこられる。
けれども、家に帰ってから、一休みしないと、
ばんごはんを作る気にはなれない。
だって、帰ってくる前から、はらぺこなんだもん。
大体30分くらい休んでから、ばんごはんを作り始めるのですが、
疲れたときには、もっと休憩したり、
ふとんにもぐって、本格的に眠ったりします。
そういうときでも、ジャングルさんは、
「いや、ごはんはあとでいいから、休んでていいよ。」
と言うので、お言葉に甘え、もうすこしだらだらして、
良心が、ちくちく痛み始めてから、ようやく作り始めたりします。
ジャングルさんは、決して
「腹へったー、メシはまだかー」
とは言いません。
おなかをぐーぐー鳴らしたりもしません。
絶対にはらぺこなはずなのに、空腹には我慢強いのかしら?
とてもふしぎだったので、きいてみました。
すると、意外な答えがかえってきた。
「おれね、腹がへったことよりも、
ごはんを食べるのがめんどくさいの。
死にそうになるくらいまでおなかがへったら食べるけど、
一日くらいは食べなくても平気。」
え?それは、具体的にどういうことなのでしょうか。
「はしを持つために手を動かしたり、
噛むために、あごを動かすのがめんどくさいの。
だから、めんどくさすぎて、ごはんを食べるのが遅くなったりするの。」
でも、いつもはごはん食べるのすごい早いじゃん。
「めんどくさいから、早く食べ終わるため。」
はあ。
ごはんを食べることを面倒だという人間を、
わたしは初めて見ました。
でも、「お食べ」と言うと、何でも残さず、おいしそうに食べるし、
おいしいものはすきなようなので、
食事そのものがきらいというわけでもないらしい。
「食べる」という行動そのものが面倒なだけ、らしい。
わたしなら、おいしいもののためなら、多少の労力は厭わないし、
はらぺこだったら、力が出なくて、何もできなくなっちゃうけどな。
理解不可能な一面を発見。
「ごはんは食べないけど、お酒はよく飲むよね」
というと、
「うん。噛まなくていいからね」
だって。
どこまでも、なまけものだね、ジャングルさん。
ここまでくると、あっぱれだよ。

